歴史で読み解くアメリカの戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054022805
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

第2次大戦以降、アメリカが関わった戦争・紛争を時系列順に政治・軍事の両面から分析する。内容は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、国連協力活動(ソマリア他)、テロとの戦い、イラク戦争など。雑誌「歴史群像」掲載記事を大幅加筆。   

内容説明

「自由の守護者」か…それとも「傲慢なる帝国」か!?繰り返される悲劇の「正体」。

目次

第1章 朝鮮戦争―東西「代理戦争」時代の始まり
第2章 ベトナム戦争―米軍史上最大の苦戦と敗北
第3章 中米紛争(キューバ・ニカラグア・グレナダ・パナマ)―アメリカの「裏庭戦争」全史
第4章 湾岸戦争―ベトナム後遺症からの脱却
第5章 国連活動(レバノン・ソマリア)―「世界の警察官」が見た地獄
第6章 対テロ戦争(イラン・リビア・アフガニスタン)―ソ連に代わる新たな敵の登場
第7章 イラク戦争―「西側の盟主」から一国主義へ

著者等紹介

山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
1967年、東大阪生まれ。雑誌編集、ゲーム開発、測量、地図製作業務などを経て、2000年に独立。現在は雑誌『歴史群像』に現代紛争史の研究記事を執筆しているほか、グラフィック・デザインや地図製作の分野でも活躍中。また、歴史を題材としたボード・シミュレーション・ゲームのデザイナーとしても知られ、日米のゲーム出版社から計19作のゲームを発表。米国人ディーン・N・エスイグとの共作『Stalingrad Pocket』は、1992年度のCharles S.Roberts賞(第二次大戦ゲーム部門最優秀ゲーム賞)を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

28
日本は戦後70年と「戦後」の世界に暮らしてるけどアメリカは戦後もずっと戦争している。朝鮮戦争からイラク戦争までをわかりやすく解説。あまり馴染みのないキューバ(中米紛争)やソマリア(国連活動)とかもアメリカの「国益」というキーワードで読み解くと一連の流れがわかりました。「アメリカ国内の市民の間では、アメリカ人の生命の損害の多寡を基準にして、事の善し悪しの判断が下されることが少なくない」って怖いわ。でも日本もそんなとこあるか…。再軍備されたら「国益」のために色々やりそうな日本も相当怖い。2016/07/20

印度 洋一郎

4
第二次大戦後の朝鮮戦争から21世紀のイラク戦争まで、アメリカが関与した大小の軍事行動の背景と、当時の世界情勢やアメリカの国益という視点で解説。非常にわかりやすい、というか、身も蓋も無くどこの国も「自分の都合」である。超大国が国益のために中小国をコマのように使って、犠牲を強い、その中小国も又国益で動く。そして、最後に全てを決めるのは軍事力、経済力の力である、と。惜しむらくはその軍事行動を必要とする、アメリカの経済構造についての言及を「複雑になり過ぎる」と控えたこと。世界は変わらない、というか変われない2017/08/07

ポンさん

1
第二次世界大戦以降にアメリカが介入した主要な戦争(朝鮮戦争~イラク戦争まで)について、特に歴史的な背景が詳細に記述されており、非常に理解しやすい。 戦争の動機は様々だが、結局のところは国益を守るための戦い、ってことに尽きる。しかしアメリカも色んな失敗を繰り返していて、目的未達成のままの撤退もけっこうしている。今後もアメリカのような超大国が存在する限りは、同様の戦争が起こり続けるのだろうか…2019/04/25

Uzundk

0
第二次世界大戦後の緊張から米ソ冷戦時代〜イラク侵攻の話。 正当な理由が無い時に限って正義だの人権だの大量破壊平気だの扇情的な文言で煽って侵略しちゃうアメリカ帝国。 アルカーイダおよびイラク侵攻も元は中東からソ連を退けるために現地のゲリラに武器と資金を提供していたことから始まる事を考えれば、自ら種をまき買っていく限りアメリカの平和は国の来世を待たなければならないほどに遠い気がする。2014/04/21

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