学研のヒューマンケアブックス
アスペルガー症候群と高機能自閉症の理解とサポート―よりよいソーシャルスキルを身につけるために

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784054018907
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C3337

出版社内容情報

知的な遅れがなく、言語のある自閉症の人々、アスペルガー症候群、高機能自閉症と呼ばれる人々はかつて殆ど知られることがなかったが、社会に出てから通常の人とのコミュニケーションの困難から様々な問題があった。彼らへの理解と実践的な支援を集めた本。   

内容説明

翻訳書でも医学書でもありません。アスペルガー症候群や高機能自閉症の子どもたちの教育や療育に、日々携わる人々が理解とサポートについてポイントをしぼって分かりやすく解説した実践書です。手記や座談会も交え、幼児期から就労期までの成長を見すえた多角的な内容です。

目次

第1章 「アスペルガー症候群」ってなんだろう?(アスペルガー症候群と高機能自閉症;アスペルガー症候群と高機能自閉症の幼児期の特徴―幼児期に早期発見をするには;アスペルガー症候群と高機能自閉症の学童期の特徴―事例を通して見るその特徴と学校での対応 ほか)
第2章 指導や支援の具体的な手だては?(通常学級での指導―学校生活のささいなことがつまずきの種となる;養護学校での指導―パニック、トラブルのA君が転入して;児童・生徒への学習指導―無理なく楽しい学習をするために ほか)
第3章 つまずきへのサポートはどうしたらいいの?(児童・生徒の問題行動への対応―指導することよりも本人の成長を待ってみよう;児童・生徒への教育相談所における対応―障害をもつ子、そしてその親への援助体制;青年期を支えるスキルトレーニング―児童期から思春期への成長を支えるプログラム ほか)

著者等紹介

杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
あいち小児保健医療総合センター心療科部長兼保健センター長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

57
図書館にて。知りたかった本人告知のことについてはあまり書かれていなかったが、実例が多くてわかりやすく読みやすい本だと思う。アスペの会のことが何度も出てきたが、私もこの会(福井版だけど)に関わって8年くらい、かな。細くではあるが長く関わることの大切さを思う。ニキ・リンコさんの手記がとてもおもしろかった。これだけでも読む価値あります。2016/04/28

リノン

21
“無理なく楽しい学習をするために”にあった「机の上には最低限必要なものだけにする」「むだな刺激を取り除く」に納得でした。小4から鉛筆は三菱uni、消しゴムはMONOなどシンプルなものを欲しがるように・・・折角、かわいいものを私が用意していたのに!とがっかりしてましたが、こういう理由もあったのか〜。私の思う楽しい学習は違ってました。まだまだ勉強しなくてはと思いました。次の目標は、生活面の自立かな。時間の管理と片付けが難しい。お小遣いを始めたら、お小遣い帳を自ら始めました。お金は好きな様子( ´ ▽ ` )ノ2016/05/06

オカメルナ

13
タイトル通り アスペルガーと高機能自閉症の理解とサポートについて書かれています。丁寧に書かれていて参考にならなかった訳ではないけれど、ほぼ幼児と学童期にに対してのサポートで、思春期やその後のサポートは???タイトルに幼児期のとつけてほしかったな。2010/11/17

きるきる

5
泣き泣き読む。思い当たるふしがてんこ盛りで。100のカウンセリングよりひとつの自閉症スペクトラムという診断とはこのこと…(>_<)2013/06/21

czk

4
職業支援の状況、教育者・子供それぞれの手記。より具体的な対応や指導方法が知りたくなったら読む本。2010/06/02

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