名作転生〈２〉脇役ロマンス

小島 水青/小松原 宏子/北野 勇作/こざき ゆう/森 奈津子/粟生 こずえ/シライシユウコ【文】

Ｇａｋｋｅｎ（2017/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 200p／高さ 19cm
• 商品コード 9784052046391
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

だれもが知っている話を、だれも知らないかたちで。６つの有名作品をベースに、バラエティ豊かに展開する新感覚の短編集。

内容説明

シンデレラの姉が悩んでいなかったなんて、一体だれが断言できる？語りなおされ、生まれ変わる、古今東西の物語―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

ＹＡ。奇想天外二次創作型小説短編集②［フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン：小島水青］かぐやひめ、その後。［ロザラインの憂鬱：小松原宏子］ロミオとジュリエット。本との愛とは何か？思い悩む女子中学生［カーニバル・ゲート：北野勇作］ＳＦ版羅生門［人魚に恋して：こざきゆう］人魚が恋しくて、人魚になった漁師の息子［シンデレラの姉：森奈津子］現代版シンデレラ。ハピエン［ぼくの名は：粟生こずえ］寿限無▽羅生門と寿限無が秀逸。かぐやひめもよかった。

2019/12/03

[花林糖]

（図書館本）『悪役リメンバー』よりももっと面白かったです。「ロザラインの憂鬱」「ぼくの名は」が特に良くロザラインが一番好みで、伏線回収お見事です。「シンデレラの姉」は姉もその後幸せで後味良し。「人魚に恋して」は置いてきぼりを喰らった読後感でした。え、、、、、、オチはそれですか。

2021/06/09

[Norico]

奇想天外二次創作型短編小説集、私が読んだ順番では2作目。元ネタは竹取物語、ロミオとジュリエット、羅生門、人魚姫、シンデレラ、寿限無。シンデレラのお姉さんの物語が面白かった。そうだよなー。たしかに、鏡見れば義理の妹より自分が可愛くないって分かるのに、母親の期待も裏切れず、実はつらい立場だったのかも。

2019/03/07

[すがやん]

名作から物語を広げた短編集。それぞれ面白かったが、竹取物語の後日談が特に好み。さくっと読める薄さの本なので、シリーズ全て読んでみたい。

2022/07/04

[うー]

短編集。6つのお話すべて良かった。特に「竹取物語」転生の「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」。竹取の翁の狂気ぶりに引き込まれた。「寿限無」転生の「ぼくの名は」。いたって真面目に寿限無をもじる父親のセンスはすごい。これが自分の身内なら嫌だけど(笑)

2020/10/08