出版社内容情報
すらすらと読めるまんがとコラムで、古典の名作「源氏物語」の世界を楽しく知ることができる。古典入門に最適。
古典の名作「源氏物語」をまんが化。話の流れがつかめるまんがと、まんがを補足説明したコラムで、楽しみながら「源氏物語」の世界を知ることができる。初めて「源氏物語」を読む人でもすらすらと読め、古典入門に最適。
内容説明
愛を追い求めた源氏の君の一生。小学生から読める!はなやかな平安貴族の物語!!
目次
1 光君の誕生―藤壼の女御への恋心、理想の女性
2 若紫との出会い―藤壼の女御の出産
3 むくわれない思い―六条の御息所と葵の上
4 須磨・明石から京へ―明石の姫君の誕生
5 栄華の頂点―夕霧の元服、明石の姫君の入内
6 すれちがう思い―女三の宮と柏木
著者等紹介
小川陽子[オガワヨウコ]
1977年山口県生まれ。松江工業高等専門学校人文科学科講師。2010年に第11回紫式部学術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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厩戸皇子そっくりおじさん・寺
75
【読メ上品部】以前、壇蜜の『蜜の味』を読んだら、学生時代の壇蜜がクラスメイトに六条御息所に例えられた思い出を語っていた。源氏物語を知らないと笑えない逸話である。これがわからないと女性がわからない気もする古典である。以前他の漫画版源氏を読んだ事があるが、それよりはまだわかりやすい。さすが学習漫画である。光源氏という中心を取り巻く女性達の物語だと感じた。ただ、光源氏という中心は夏の天気の様に不安定な中心である為、自ずと女性達の個性が顕れ、壇蜜達が見立てて楽しんだように、女性の類型カタログになっていると思う。2015/11/16
たまきら
41
源氏物語…最初にきちんと読んだのは田辺聖子さんのものでした。次が瀬戸内寂聴さん。そして谷崎潤一郎。谷崎の言葉は美しかったなあ。まんがはあさきゆめみし、その後牧美也子さん。宝塚は愛華みれさん。とても素敵だったな。娘はこの漫画で何百年も前から女子がときめいてきたイケメンさんと出会いました。「なんなの!?」と小学生らしく憤りながらも楽しんでいました。末摘花が登場しないのがなあ…。2022/02/05
鈴
40
「あさきゆめみし」小説版を読んでいたので、わざわざ読まなくても良かったかも。こちらはかなり短縮させていて、ゆっくり感動してる暇がない。3人の漫画家さんに描かれていて、表紙と1~2章がとても好みの絵だったのが、途中であまり好きじゃない絵になってから読むのが苦痛に。短時間で「源氏物語」を知るにはいいけど、同じ漫画なら「あさきゆめみし」が感情移入できるのではないかと思う。しかし、やはり苦手な話かも。2017/03/08
Ray
15
【kindle U】まんがでも非常に複雑でした(笑)紫式部の才能が恐ろしい。2016/12/03
わむう
14
学校図書館に購入。中学の頃に「あさきゆめみし」にハマり、それからずっと源氏物語が好きです。2016/11/20