出版社内容情報
とてもじゃんけんのすきな女の子がいました。だれとでも、何を決めるにもじゃんけん。ある日、じゃんけんの大勝負が待っていた！
とてもじゃんけんのすきな女の子がいました。だれとでもじゃんけん、何を決めるにもじゃんけん。だから、おとうさんもおかあさんも少々あきれ顔。暑い夏の日、留守番中の女の子は、とても大事なことを決めるじゃんけん勝負をすることに…！さてその相手とは？
【著者紹介】
神戸生まれ。公益財団法人東京子ども図書館理事長。大社玲子氏との仕事に「みしのたくかにと」（福音館書店）、「なぞなぞのすきな女の子」（学研）などがある。絵本、創作、翻訳作品などロングセラーの著書多数。
内容説明
じゃんけんぽん！じゃんけんぽん！じゃんけんのすきな女の子は、なにをきめるにもじゃんけん。あいてがいないときは、じぶんひとりでもじゃんけん。（えっ、どうやって？）―右手と左手で。まわりにある石、紙、はさみのかたちをした、いろいろなものをあいてに。ところが、ある日、とてもとてもだいじなことをきめるのに、とんでもないあいてと、じゃんけんをしなければならなくなって…！読んであげるなら幼稚園～自分で読むなら小学校一～二年生。
著者等紹介
松岡享子［マツオカキョウコ］
神戸市生まれ。公益財団法人東京子ども図書館理事長
大社玲子［オオコソレイコ］
下関市生まれ。絵本、児童書の挿絵多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
37
なんでもかんでもじゃんけんで決めたがるじゃんけん好きの女の子。呆れた両親は「物事にはじゃんけんで決めていいことと、悪いことがある」と教えますが、一人じゃんけんの独自ルールであくまでもじゃんけんで乗り切る。笑 そんな女の子の所に現れた一匹のねこもまたじゃんけんの強者で…笑 前作『なぞなぞのすきな女の子』から40年経っての姉妹作！いつ読んでも新鮮、色褪せることなく面白く、わくわくさせてくれます♡あとがきより、作品中に登場するねこは松岡さんの飼い猫ちゃんムームーがモデルになっているのだそう♡2021/01/29
ゆか
30
なんでもじゃんけんで決める女の子のお話。ひとりでじゃんけんするところ、そして一応勝ち負けがあるのだけれど、あなたのさじかげんねってところがおもしろい。なぞなぞの～と似ているなと思ったのですが、４０年ぶりの姉妹本だそうです。2015/03/18
いろ
14
児童書。何をするにもジャンケンで決めようとする困ったちゃん少女が改心するまでのお話。タイトルを見て，姉妹本両方とも，ずっと息子に読ませてあげたかったんだけど，読んでみると，思ってたより教訓系のお話だった。だけど，親子共々，楽しく読めたから○♪ 猫，ずるいw ７歳男児，最後バーベキュー場面の見開き絵で，皆がジャンケンする姿に「何でかな？」 母(私)が「この家族，ホントは女の子だけじゃなく皆ジャンケン好きなのかもね～。」と笑うと，女の子にジャンケンしないって態度をとったくせに…と更に はてなマークwww2015/06/22
丘野詩果
13
『なぞなぞのすきな女の子』から４０年も経った、2013年に発行。実は松岡享子さんのこの『じゃんけんがすきな女の子』の直筆色紙が額に入れられ、我が小学校へプレゼントされたのです。プレゼントして下さったのは「児童図書十社の会」様。これは実物を寄贈して、是非とも読んでもらわなくては、と購入。今週小学校へ持っていきます。2015/02/02
遠い日
11
『なぞなぞのすきな女の子』からこちらへ。なんと４０年を経ての姉妹編だそうで、びっくり。作者の中でこうして生き続けている物語の主人公たちに血肉が通い、わたしたちと出会うことの希有な喜びを感じます。なんでもじゃんけんで決める女の子の、自分勝手な言い草に両親は辟易。都合のよい勝ち負けで、ずぼらを決め込んだり、すべきことをしなかったり。そんな女の子が思い知らされた理不尽なじゃんけん。女の子より勝手なネコとのじゃんけん対決とその結果。だいじなことがわかった女の子の、いきいきとした心の動きがすてき。2014/09/04
