出版社内容情報
おじいちゃんの住む村には、鳥追いという行事がある。豊作を祈るお祭りだ。そこでぼくが出会ったのは、なんと「ドラゴン」だった
おじいちゃんの住む村には、鳥追いという行事がある。豊作を祈るお祭りだ。そこでぼくが出会ったのは、なんと「ドラゴン」だった。ドラゴンのような子、って意味だけどね。そして伝説のドラゴンのように、なにかを大切に守っているようだった……。
【著者紹介】
茨城県生まれ。高原社主宰。『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)で、第20回椋鳩十児童文学賞受賞。共訳に『ぼくらは小さな逃亡者』(ダイヤモンド社)など。日本文学者協会会員。
内容説明
おじいちゃんの村の、鳥追い祭りを手伝うことになった歩。そこで出会ったのは、なんとドラゴン!?その正体は、ドラゴンのように気があらく、火をふくみたいに、おこるやつだった。でも、なんで?なんで、そんなにおこってるの?そのなぞがとけたとき、ドラゴンのかなしみが、歩のむねにせまってきた―。
著者等紹介
佐々木ひとみ[ササキヒトミ]
茨城県生まれ。2009年『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)でデビュー。同作品が第20回椋鳩十児童文学賞を受賞。高原社主宰
吉田尚令[ヨシダヒサノリ]
大阪府生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
61
お母さんが出産で入院する為、ぼくはしばらくの間おじいちゃんの家に預けられることになった。そんなある日ぼくが出会ったのはドラゴンみたいに怒るヤツで・・。てっきりドラゴンとは想像上の生き物のことだと思っていたので、そういった点ではちょっとガッカリしたかな。とはいえドラゴンの事を煙たく思いながらも、真面目に本でドラゴンの生態を調べるぼくが可愛いなと思いました。きっと彼ならいいお兄ちゃんになると思います。鳥追い祭りずっと続けばいいな。吉田尚令さんの絵が可愛かったです。★★★2013/05/13
tokotoko
36
この本は、児童書ですが、大人の方々にもぜひ!機会があれば読んでみてほしいです。素朴な挿絵がストーリーとぴったり合ってて、ちょっぴりね、映画のような、現実のような、独特の空気に包まれるのです。舞台は黒森村。主人公は・・・ドラゴン!!と言いたいところですが・・・実は、ドラゴンを見つめ続ける"歩くん"という少年です。でも、村の伝統行事、鳥追い祭りや、おじいちゃんたちもね、みんな欠けてはいけない、大事な存在です。だから、みなさんに元気でいてほしい。そして、ずっとどこかでこのお話の世界、続いててほしいです。2016/02/25
hiro
18
おじいちゃんの村のお祭りを手伝うことになった歩。そこでドラゴンに出会う。ドラゴンはいつも怒っている。なんで怒っているんだろう。どうやったらドラゴンと上手く付き合えるのだろう。ドラゴンの涙の理由を知ったとき、歩とドラゴンの距離は近づくのかな。長男が読み終わったときの感想が可愛かったです(笑)長男も こんな出会いがあるといいな(灬˘╰╯˘灬)♥。・゚2016/08/10
おはなし会 芽ぶっく
7
第40回青少年読書感想文コンクール 北海道指定課題図書 中学年(3・4年生)2019/08/01
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2017/08/28