出版社内容情報
茨城県石岡市であった実話の児童書化。幼稚園時代に生き別れた女の子とその子を探し17年間駅に通い続けた犬との心温まる物語
茨城県石岡市であった実話、初の児童書化。小学校で飼われている人気犬タローには毎朝毎夕駅に出かけていくという奇妙な習性があった。亡くなる前日まで17年間続いたその行動の裏には誰もが涙する心温まるエピソードが。犬と人とをつなぐ奇跡と感動の物語。
【著者紹介】
大分県出身。猫をメインに動物&映画のフリーライターとして活躍中。児童向け著書に『新版 人に育てられたシロクマ・ピース』(学研)。独自の猫友ネットワークは世界中に広がり、各国の猫を追いかけている。
内容説明
17年間飼い主を待ち続けた犬がいた。45年間はぐれた犬を思い続けた人がいた。茨城県の小さな町で実際にあった伝説の忠犬をめぐる人と犬とのきずなのものがたり。
著者等紹介
平野敦子[ヒラノアツコ]
大分県出身。猫をメインに動物&映画のフリーライターとして活躍中
こばようこ[コバヨウコ]
1972年東京都生まれ。絵本、挿絵画家。第四回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞(作・おだしんいちろう)。児童・幼児雑誌などでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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aoiaoiuta
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悲しい話でした2014/07/13
nabeko
0
号泣してしまいました!家の人が皆忙しくていつも一人だったこっこちゃんの所にコロという一匹の犬がやってきてから離れ離れになるまで。はぐれたコロのその後の一生。コロの賢さや優しさ、忠犬ぶりも素晴らしいですが、昭和という時代の人々の温かさがすごく良かった。学校で犬を飼うということが出来た古き良き時代。イラストも温かく可愛くてとても良い本でした。2013/03/18
ゆうぴょん
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小6娘。幼稚園時代いつもこっこちゃんと一緒だったコロ。幼い子供がうまく説明できず、行き違いで離ればなれになってしまう。コロは心優しい人々に助けられ、学校でタローとして暮らすことに。その後もこっこちゃんを求めて駅に通う賢いコロ。しかし一度も出会えないままコロは一生を終えてしまう。時は流れ、50歳になったこっこちゃんの目にはコロのニュースが。出会えなかったことは悲しい出来事だけどふたつの名前で愛されたことが幸せならよかったなと思う。今では考えられない犬の飼い方でもあり、人情でもある…2023/05/05