出版社内容情報
バンクーバー五輪で頬をつたった「悔し涙」。それは、浅田真央にとって新しいスタートとなった。苦悩や葛藤、悔しさを、前に進むエネルギー、そして笑顔に変えて、浅田真央の、ソチ五輪に向けての新たな物語が、いまはじまる。
浅田真央、20年間の全軌跡。
誕生から20歳の全日本選手権まで。
浅田真央が感じた、喜び、悲しみ、苦しさ、悔しさ、
そして、感謝の思い。
すべてを描きます。
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もくじ
序
内容説明
真央、20年間の全軌跡。誕生から20歳の全日本選手権まで。浅田真央が感じた、すべての喜び、苦しみ、悔しさ、そして、感謝の思い。
目次
笑顔の誕生
天才少女
世界へ
真央フィーバー
アイスキャッスル
世界女王
耐えるシーズン
スランプ
復活への道
夢舞台
さらなる高みへ
著者等紹介
吉田順[ヨシダジュン]
1970年千葉県生まれ。慶応義塾大学卒業、演技者として活躍。演出家、脚本家、格闘技ライターを経て、テレビ制作会社に勤務。現在はフリーとして映像作品の脚本・演出を手がける一方、大手芸能事務所にてプロの俳優の演技コーチを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椿子
9
よ、良かった………!涙出てきてしまった。真央ちゃんの努力もだけれど、周りの人の力というか、皆でとった銀メダルだったんだな、と改めて思ったというか、本当にいいドキュメンタリーでした。吉田さんの一歩ひいた部分から真央ちゃんを取材して書いている姿勢も好感が持てます。2011/05/26
月華
9
Amazonの評価の高さを見て購入。注文してから手元に来るまで1ヶ月くらいかかりました。一気に読んでしまいました。生まれたときから現在までがインタビューを交えて書かれています。真央ちゃんが目指す究極のスケーターという夢をこれからも応援したいです。2011/04/02
しき
8
真央ちゃんを天才と呼ぶのなら、それはスケートの天才であると同時に、努力の天才ということなのだろう。自分の子どもの頃は、嫌なことや失敗からは逃げてばっかりで、そりゃぁ大した大人にはなれないよorz バンクーバーシーズン、不安が爆発してしまったときの舞さんとのやりとりにホロリ。舞さんも長久保コーチも、みんな真央ちゃんを助けたくなるんだね。それは、スケーターとしてだけでなく、人間としての浅田真央をみんなが愛しているからなのだろう。世界選手権で、真央ちゃんが究極のスケーターになるのが楽しみ。2014/03/21
Akiki
8
大きめの活字で老人から子供まで読みやすく出来ている。宇都宮直子氏の「○歳シリーズ」が真央ちゃんに寄り添った状態で書かれたとするなら本書は浅田真央選手から少し離れた場所で書かれたような感じ。浅田選手に入れ込み過ぎず事実だけを淡々と綴っていると思われる。その分「真央ちゃん大好き!」の思いからつい勝手に想像してしまいがちなところもちゃんと現実を見ることが出来てよかった。真央ちゃんでもスランプでヒステリックになったりしたんだと知って一層彼女のファンになりました。誰からも愛されるのはそれだけの理由があるんですね。2011/04/13
いつき
8
何故こんなにも浅田真央に惹かれるのか。3Aを跳ぶから?世界女王になったから?可愛いから?確かにそれもあるだろうけれど、私は彼女の生き様にこそ心を打たれるのだと、この本を読んで改めて理解した。彼女のめざす山の頂は、オリンピックですら通過点でしかなく、まだまだ遠く遥かな道程だろう。けれどいつか必ず『その日』が来ることを信じて、これからも応援し続けようと思う。2011/03/24