内容説明
アシュビー王家にお世つぎが誕生した喜びもつかの間、マニュエロとの対決にやぶれたサークが、ブラック帝国をすてアシュビー国へ来た。ゴードンの来襲をおそれるライオネル国王は、ついに対決の決意を固める。一方、キング・ドラゴンからのメッセージともとれる夢を見たリリーは、クイーン・ドラゴンとともにドラゴンたちの楽園であるアイディーレンへみちびかれ、クイーン・ドラゴンが数千年もさがしもとめていたキング・ドラゴンと、運命の再会をはたす。が、それは同時に、リリーとの別れへの道のりでもあった…。シリーズ、なみだの完結編。小学校中学年以上。
著者等紹介
プライアー,ナタリー・ジェーン[プライアー,ナタリージェーン][Prior,Natalie Jane]
1963年、オーストラリア・ブリスベーンの生まれ。図書館司書から児童書作家となり、多くの人気作品をもつ。オーストラリア児童文学賞の受賞者。「リリー・クエンチ」シリーズは、これまで15か国以上で翻訳出版され、本国はもちろん世界中の子どもに愛される大ヒットシリーズとなっている。現在、夫と娘と、ブリスベーンに暮らし、創作活動にいそしんでいる
岡田好惠[オカダヨシエ]
静岡県生まれ。青山学院大学仏文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とんび
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途中に出てきた人々、猿の親玉みたいなのとかも含めて、が結局どうなったのか書いて欲しかった。4本腕の彼女とか、本編最後にステキな役割を与えて欲しかったものだよねぇ。灯台から飛んで行くドラゴンの群れを仰ぎ見るだけでも良いので。あと、クイーンドラゴンはめちゃめちゃ頻繁に遊びにきて、別れの余韻もなんも有ったもんじゃない状態になると思ってる。2012/10/19
Theodore
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異種族ではあるが、女同士のコンビの友情がなかなかステキな一冊。ただし、最後の最後で種族の壁を越えられなかったのが大きなマイナス。ドラゴンにとって人間の一生がほんの一瞬のことであるなら、リリーが死ぬまでそばにいるべきでは? 安易にキングドラゴンを選んだのは残念すぎる。それと、結局クインがどうなったのかが分からないのがさらにマイナス。今ひとつすっきりしない最終巻だった。2010/04/07
チョコ大福
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大団円です。けど、なんかスッキリしな~い。2010/03/04