内容説明
耳を切られてすてられていた子犬たちの、命のゆくえは…?命がすくわれた犬やねこたちの、感動の物語。
目次
命のゆくえ
ハッピーハウスって、どんなところ?
ハッピーハウスのはじまり
命を守ってもらった動物たち
ハッピーハウスを支える人たち
ハッピーハウスの未来
著者等紹介
沢田俊子[サワダトシコ]
1943年、京都府生まれ。大阪府堺市在住。1996年恐竜文化大賞受賞作『モモイロハートそのこリュウ』(汐文社)で単行本デビュー。『盲導犬不合格物語』(学研)で産経児童出版文化賞を受賞
野寺夕子[ノデラユウコ]
1959年、岐阜県生まれ。京都府在住。第33回準太陽賞『臨月』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のっち♬
101
動物孤児院「ハッピーハウス」の取り組み。児童書的な優しい文章であるが内容はシリアス。ロープに繋いで放置、口を針金で縛る、首輪が食い込むなど凄惨な虐待を加えられた保護動物は多い。数は500頭近く、訓練に里親探しと保護の苦労も並ではない。設立から認定NPO法人化までの14年を支えてきたのは無論動物愛だが震災でペット孤児が溢れて全国ネットワークが出来たのも大きそう。"報道の耳を切られた仔犬じゃなきゃ嫌だ"と言い張る里親志願者など、勝手なブランド志向も指摘。動物のハッピーは年々人間のハッピーに左右されてきている。2022/05/16
サク
50
救急車の音が毎日のように鳴り響く。人間は、『生きたい』と願い、医者は力の限り命を救う努力をする。しかし、動物が怪我をすると殺傷処分を勧めることが多いという。いじめを考える絵本『おおきなあな』が浮かぶ。動物たちは、いずれ必要のない存在として飼い主に捨てられかもしれないという不安に怯える『あな』に落ちている。動物たちの『あな』を埋めているのが、ハッピーハウス。孤児院であり、老犬ホームでもある。彼らの並々ならぬ動物への愛情が今日も動物を救う。大事なことは、我が子(動物)を最後まで見守る飼い主の心と行動。2015/04/18
雨巫女。@新潮部
14
《私-図書館》【再読】←2021年4月12日。最初に、読んだ時、衝撃で感想書けず。再読して、あまりの人間の身勝手さに、呆れるばかり。ハッピーハウスの活動は、素晴らしい。2015/10/10
hiro
7
題名通り、命はみな同じなんです、人間って勝手だなー。私もだけど2013/09/16
おはなし会 芽ぶっく
5
27年度6年生ブックトーク授業2015/07/13