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出版社内容情報
世界の民話の中から、こわい話を7話収録。従来の「どきどきわくわくシリーズ」をソフトカバーにして、低価格化した特装版。文章の量を極力減らし、できるだけ絵を大きくして、本を読む習慣をつけさせるための「きっかけ本」として最適のシリーズ。 小学校低学年~中学年
内容説明
さて、たび人が、また一つおくのへやの、ゆりかごのそばに行ってみると、その中には、赤んぼうのようにちぢまって、くしゃくしゃになった、たいへんな年よりがねていました。時どき、のどをぜいぜいならすので、ようやく生きているとわかるほどでした。「こんばんは、おやじさま。今夜ひとばんとめていただけませんか。」小学低・中学年向。
著者等紹介
小池タミ子[コイケタミコ]
1928年、東京に生まれる。東京都教員養成所卒。子どもの劇に関心をもち、学校劇、児童劇、人形劇の脚本多数があり、幼児の劇あそびについても研究している。著書に、「童話劇20選」(国土社・日本児童演劇協会賞)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
49
ホラー読書会で、本書収録の「七人先のおやじさま」が怖かったとの話を見て気になり読む。全7編、イラスト付きの話なのだが、大人が読んだらあまり怖くない気がする。元は民話のようだが話運びが大掴みで、捉えどころのない奇っ怪な印象を受けるものが多い。とはいえその捉えどころのなさが、子供を不意に恐怖させる穴になっていそうとは思う。個人的には「こわいもの知らずのジョバンニ」の「とび出すぞ!」「とび出せ!」の掛け合いのシュールさが好き。【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会'23】2023/10/28
つき
7
小学生の頃何度も読んだものの改版? よく覚えているのは、●水女 ● 死人のミサ ●こわいものしらずのジョバンニ ●青ひげ の5作品。 こわいものしらずのジョバンニは、「イタリアの昔話」に収録されていた ●ゆうかんな靴直し にプラスαな感じだった。 イラストは前のもののが怖さ倍増でよかったのにな。2017/01/02
てんてん
4
初めて読んだのは小学生。当時より怖くなかったのは成長の証かな笑。 七人のおやじさま、水女、死人のミサが怖かった。怖い話じゃなくて民話なのかー。確かに、お説教というか、戒め的な要素もある感じだなぁ。2011/08/13
shinobu
3
読み聞かせ。いきなり表紙から怖い(笑)。『リーゼとフリーデル』が、怖いながらも正統派な民話で、読んでいてドキドキワクワクして楽しく、少女マンガのような絵も可愛い。小学生が自分で読むような本をまるまる1冊読ませる息子も息子だが、子ども向きの本に『青ひげ』を入れる編者のセンスもいかがかと思う。しかし、4歳児の息子が気に入ったのがその『青ひげ』だったりするから、彼の先行きが不安である。2010/06/12
ぴっちゃん
2
七人先のおやじさまが怖かった(娘)2011/08/25