コーンウォールの聖杯 (改訂新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 449p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784052016295
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

ドルウ家の三人の子どもたちは、古い屋敷の屋根裏部屋から七百年前に書かれたアーサー王伝説をめぐる秘密の古文書を発見する。しのびよる黒い影、危険に巻き込まれながらアーサー王実在のあかしの聖杯を探し出す子どもたちの物語。   小学校中学年以上

内容説明

三人の子どもたちが、夏休みにコーンウォール地方の町を訪れた。三人は、滞在している古い屋敷「グレイ・ハウス」の屋根うら部屋から、七百年前にかかれたアーサー王伝説をめぐる秘密の古文書を発見する。その古文書には、「闇」の世界と戦う騎士たちに受け継がれてきた「聖杯」のことがかかれていた。聖杯はアーサー王の実在を証明することになるのだが…。イギリス人の作家スーザン・クーパーの初期の作品で、この後発表された「闇の戦いシリーズ」の『始まりの物語』ともいうべき作品。

著者等紹介

クーパー,スーザン[クーパー,スーザン][Cooper,Susan]
1935年イギリス生まれ。大学卒業後、ジャーナリストとなる。1963年に渡米。1965年に『コーンウォールの聖杯』で児童書の分野に登場。70年代に入って、『闇の戦いシリーズ』4話を執筆、完結させる(訳書は、評論社より出版)。このシリーズの作品で、ニューベリー賞他数々の賞を受賞している

武内孝夫[タケウチタカオ]
1933年生まれ、愛媛県出身。東京大学文学部卒業。出版社、PR会社を経て1968年より著述業
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

19
「闇との闘い」シリーズ前日譚。少年少女が悪者と闘う正統派冒険もの。2019/09/16

花林糖

19
(図書館本・旧版)「闇の戦い」シリーズは未読。古文書を見つけた三人の子供達の冒険物語で、アーサー王伝説に詳しくなくても面白く読めると思う。読友さんのオススメで旧版で読んだけれど、1972年発行の年代を感じさせられる本で興味深く読めた。2017/03/02

りー

10
すっかり小学生の頃の気持ちになって再読。「闇の戦い」シリーズの第2巻で登場する3兄弟(兄・姉・弟)が主人公。1巻「光の六つのしるし」でウィルが印を集め終えた時に、聖杯は既に手に入った、というセリフがありますが、その聖杯を手に入れるまでの冒険物語。シリーズを読み終えてからこの本の存在を知ったので、2巻「緑の妖婆」を読んだ時は、ナニこのガキんちょ、と、ウィルの味方でしたが、これを読むと3人の気持ちも分かる。隠し扉の向こうには古文書。周り中皆が敵に思えてくる、ハラハラドキドキ。児童文学はやっぱりこう来なくては!2019/01/15

ヴェルナーの日記

10
本作は、アーサー王の聖杯探索の物語を背景に、3人兄弟が、闇の者たちと戦いながら、聖杯探索を行う作品である。アーサー王が聖杯を、円卓の騎士に命じ、それから数千年の年月を経た今も、その探索は人知れず行われているという雰囲気が漂っていて、物語の奥行きの深さが表現されている良作。ただ、物語の後半は洞窟探検となるが、閉所恐怖症の自分には、絶対無理な冒険である。2014/05/18

shou

7
休暇先で古地図を見つけた三兄弟が、敵の干渉をかい潜り、謎を解いて聖杯に辿り着くという夢のある冒険物語。子供の頃に読めば家捜ししたくなることは間違いない。2016/06/24

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