出版社内容情報
民主主義は決壊し、国家主義が足音もなく背後に忍び寄る。そんな時代の危険に警鐘を鳴らし、今を生きるに必要な視覚・聴覚を研ぎ澄ます鋭い弁論、緊急出版!
目次
1 私はブッシュの敵である
2 この汚い報復戦争に反対する
3 決壊した民主主義の堤防
4 私たちはなにを見なかったのか
5 実時間における作家の時代認識について
6 視えない像、聞こえない音
著者等紹介
辺見庸[ヘンミヨウ]
1944年、宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを経て96年、退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、91年、小説『自動起床装置』で芥川賞、94年、『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞を受賞
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