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消失グラデーション

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048742566
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

私立藤野学院高校のバスケ部員椎名康は、ある日、少女が校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。康は血を流し地面に横たわる少女を助けようとするが、少女は目の前から忽然と消えた。監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件。複雑に絡み合う謎に、多感な若き探偵たちが挑む。繊細かつ大胆な展開、“真相”の波状攻撃、そして驚愕の結末。最先端で最高の青春本格ミステリ、第31回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

著者等紹介

長沢樹[ナガサワイツキ]
新潟県生まれ。2011年第31回横溝正史ミステリ大賞・大賞を『消失グラデーション』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

464
第31回横溝正史ミステリ大賞・2012年このミス国内6位。 私立藤野学院高校バスケ部 を舞台にした青春ミステリ。 「僕」の視点が高校生の 揺れる心をうまく描写して くれている。 グループからの孤立が心を 壊していく様は今も昔も 変わらないのだろう。 女子バスケのエース網野緑は、どこに消えたのか? 一体何を隠しているのか?そして、親友だった柴田との 対立の裏にあった真実とは 何だったのか?二転三転しながら、事実が 明らかになっていく終盤は 騙されたという感覚を実感しながら楽しんでいる…そんなミステリだった。2014/12/31

kishikan

265
長沢さん「面白い!」って一言で片付けたいところだけど、ウ〜ン、でもなぁ作り過ぎと言えばそれもそうだなって感じ。学園モノ、部活(バスケ)、ミステリ(謎解き)、友情、恋愛・・。読書好き若者が飛びつく材料てんこ盛りなんだけど。話の展開や事件の謎解きなど、すごく惹かれるんですよ。でもミステリとしての本質がね。一番キーになる「謎」、でもこれって登場人物は皆知ってる訳だよね。知らないのは僕達読者だけ。それを最後まで引っ張るのは何故?でもそうしないとラストの謎解きができないのかぁ。そこだけが引っかかるんだよなぁ。 2011/12/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

252
樋口真由その1。映像向きな内容ではあるが、トリックが映像向きではない箇所があるので映像化は難しそうではあるが見てみたい。2013/11/12

文庫フリーク@灯れ松明の火

230
探偵役・プチサディストのマユたんがいい味出してます。マユたんと消失の謎に惹かれ一気読み。校内の人目に付かぬ場所―背徳の死角―で不埒な屋外プレイに走るワトソン役《僕》の性格の変化が腑に落ちず、疑ったのですが、さらに別の死角を突かれるとは。納得できず二度読みしましたが人物造形と描写には、してやられた感有り。即、続編に繋がりそうなキャラ多いですね。面白いのですが・・・消失のトリックや都合の良すぎるヒカルやら、色々な意味で、有りですか、これは(苦笑)北村薫さんの言葉通り既読の方とあれこれ喋りたくなります。2012/03/04

くりきんとん99

204
面白かった!というかビックリした!!後半に行けばいくほど、所々で感じていた違和感は、こういうことだったのかと納得。ラストは二転三転に軽く混乱。読み返したいけど、図書館に返さねば。2012/01/04

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