GEQ―Great Earth Quake

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048740234
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1995年1月17日午前5時46分阪神淡路大震災勃発。事実を積み重ねれば、恐るべき“真実”となる。GEQ(大地震)の裏に隠された陰謀とは?読む者を震撼させずにはおかない驚異の長編ミステリー。

著者等紹介

柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。86~88年に、パリ~ダカール・ラリーに参戦。海外の秘境に釣行するアウトドア派でもある。2006年『下山事件最後の証言』で第59回日本推理作家協会賞と第24回日本冒険小説協会の評論・実録部門賞をダブル受賞。07年『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

58
単純にフィクションとは言い切れないようなストーリー。あれもこれも全部仕掛けがあって起こったことなの?って思いながら読みましたが、何となくもやもやっとした読み心地でした。平成22年2月の刊行なので、東日本大震災前の作品。ちょっと読み手を選ぶ作品かもしれません。2015/09/25

とも

48
★★★★この本をよくある陰謀小説と読むか、ノンフィクションと読むかは、読者の判断に委ねられるところ。仮に前者スタンスで読む場合、まぁよく出来ている。プロットはもちろんだが、ストーリー、人物描写、スピード感どれをとっても圧巻で、途中でやめられなくなる。後半はおおよそ答えも見えてきて、少々尻すぼみ感は拭えないが、最期の最後に書かれたハイチの予言は不気味であり、また東日本もどうだったんだろうと、ちょっと真剣に考えてみたりして。。。兎に角、迫力がある作品。2016/01/12

それいゆ

47
1995.1.17の朝は布団の中で目が覚める寸前、ゴ~という地響きが聞こえたような気がしたとたん、部屋中が揺れ始めました。あわてて立ち上がり、本棚が倒れてくるのを手で押さえ、揺れが止まるのを待ちました。私の住まいは震源地近くではなく数十km離れていましたが、それでも今までに体験した最大の地震でした。職場の上司の息子さんが亡くなったり、親戚や知人の多くが被災しました。阪神淡路大震災の被災者にとって、この小説はフィクションであったとしても、こんなストーリーは書いてほしくない受けいれがたい話ではないでしょうか?2013/06/02

おかだ

44
阪神淡路大震災は人工地震だった…という小説。911陰謀説やその他の地震なども例に挙げ、非常に真実っぽい。この小説に書かれていることが本当なんじゃないかと思ってしまう。これは東日本大震災前に書かれたものだけど、もしかしてあの大地震にすらこんな仮説が当てはめられてしまうのか?…と胸がざわつく。もちろん、これはよくできた陰謀小説だと信じたい、でも…。例え真実がどこにあったとしても、フィクションだとしても、多くの地震に翻弄され苦しむ日本人目線で読んだ私には受け入れ難かった。面白いんだけど、読む人を選ぶ小説。2017/08/24

D21 レム

28
地震にまつわる怖い話。本当かと思わせる小説。人工地震の起こし方は(真実かどうかは別にして)わかった。仮に陰謀説が真実だとして、大量の関係者がいて、隠しおおせるものなのか。カンパニーに「掃除」されるから誰もが口をつぐんでいるのだろうか。いや、トップ全体が陰謀側だから、裁く者がいないのだ。ともかく、地面や海底に10-20㌔㍍の穴が掘られていたら、一応は要注意。しかし99%の人は地球という金魚鉢の中の金魚みたいなのものなので、陰謀に対して何か有効な手だてを取ることは不可能。女性との関係に大いに違和感あり。2015/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/501443
  • ご注意事項