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俺、リフレ

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048740180
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

俺、冷蔵庫。ままならない夫婦と暮らしてる。人間ってのは、おかしなもんだな。いろんなことで悩むらしい。仕事と才能に悩み、ぎくしゃくする夫婦の家に闖入した、天才少年ヴァイオリニスト。俺は、知らせたい。この家族に、崩壊の危機が迫っているってことを―。史上初!?冷蔵庫が語る、サスペンスフルな家族愛の物語。

著者等紹介

ヒキタクニオ[ヒキタクニオ]
1961年、福岡県生まれ。イラストレイター、マルチメディアクリエイターとして活躍後、『凶気の桜』(新潮社)で小説デビュー。2006年、『遠くて浅い海』(文藝春秋)で第8回大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanco

22
「女たち Some Girls」で出逢ったヒキタクニオさんの新作。なんと、今度は主人公は冷蔵庫!作家が購入したスウェーデン製のバカでかい冷蔵庫が、作家の暮らしぶりを語ります。前半は伊作の作る料理がとても美味しそうで、二人の暮らしぶりも楽しく、冷蔵庫の語りも面白く読めたのだが、後半、悦子が心を病んでからは読むのも辛くなる。崩壊のキーワードは「才能」後半は、読むのが辛い内容でした。少年の存在とリフレというファンタジー要素が物語の救いでした。綺麗な青空とリフレの姿が美しいラストシーン。2010/02/03

mikea

18
冷蔵庫目線で話は進むけど、物語の中で語られる伊作さんの小説に、伊作さんの感情の変化が見えます。家の気が悪い時や、家族が疲れっぱなしだと電化製品が壊れる・・・なんて耳にします。我が家の電化製品も私の生活について何か感じ、しゃべってるのかな・・・なんて想像してみました。ラストはなんだかしんみり。2010/04/15

104ちゃん

13
冷蔵庫が見守る危うい家族の話。壊れていくえっちゃんと伊作さんを心配し,自分を壊してまで助けようとする冷蔵庫「リフレ」の心にぐっときた。一番家族思いのリフレ。物にも心があるかも知れないね。最後の場面やリフレの思いが爽やかだった。伊作さん,えっちゃん,光君は必ず希望をもてるはず!2010/05/02

れんこ

12
さらっと読める本かと思って読み始めたけれど、読み進むにつれ切なくなった。2015/06/17

イケダ5→1

12
冷蔵庫=Refrigerator=リフレジュレーター、を初めて知ったように思うオレは誰も居ないのに赤面。。。リフレッシュの「リフレ」かと思って図書館で借りました。偏屈な小説家と可愛いイラストレータの夫婦生活かと思いきや、甥が来た頃から生活が乱れて行って・・・。後半は冷蔵庫の気持ちが分かっていって、最初はあんまり面白くないかも?何て思っていたのがどんどん引き込まれていきました。 ・・・冷蔵庫ではなくて「リフレ」だからこそ、の物語でしたね。2011/09/21

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