内容説明
灰汁色の霧に覆われた地球。16歳のヤンは、最下層地区で暮らしながらも、大きな夢を持っていた。親友ゴドとともに、いつかロケットでこの星から飛び立つという。そう、あの伝説のヒーロー、バシミカル・ライのように。そのころ、海賊に宇宙貨物船が襲われたという報せが、ステーションに入る。しかもその船は幽霊船だという…!?あさのあつこがあざやかに描き出す、少年たちのブレイブ・ファンタジー。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チアモン
46
大好きなあさのあつこさんの作品。今回はSFかぁ。本当にあさのさんは時代物から少年物、ミステリーも書くし、本当にすごい才能の持ち主ですね。ラストは余韻をかなり残して次巻へヤンのこれからはどうなるのか。期待を込めて読み進めます。2018/05/21
響
16
続きが気になる終わり方!ゴドはライの情報を知っていたのか、王宮についての記述も殆どなく未知の領域である上突然の炎上、謎の冷徹兵士・・・謎ばかり残して一巻終了。続きが読みたい!2013/03/31
けだま
7
灰汁色の霧に覆われた地球。その最下層地区で暮らす人々の、諦める事耐える事に慣れ黙っている深く沈みこんだ心がとても重くて、始めは読みづらかった。けど、親友ゴド(めっちゃイイ奴!!)との希望に満ち溢れた約束から徐々にあさのマジックに溶け込んでいった。まだまだ序章に過ぎないので、今後が楽しみ♪2011/04/26
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
7
まだまだ始まったばかり。今後の展開に期待。★★★2008/12/14
naminnie
6
なんてドキドキした本なんだろーー!!と思ったら、物語はまだ序章。続くのねーーー。とにかくイッキ読み。先が読めないからなのと、彼らの行先が気になって。ぎんのさじシリーズはやはり面白い!早く2を読まないと☆2012/11/12