クレイジー・ボーイズ

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  • サイズ B6判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737876
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

父が何者かに殺された。サンフランシスコの海岸で無惨な姿で発見されたのだ。父は、水素自動車を普及させるための画期的な燃料タンクを開発し、その特許の帰属を巡って、かつて勤務していた日本の会社と法廷で争っていた。特許権が父に帰属すると認定されれば、継承者の哲治には莫大な金が転がり込む。悲しみを振り払い、哲治は真相解明に乗り出してゆく。だが、事件の背景には日米を股にかけた巨大な黒い影が蠢いていた。時代の最先端を疾走するエンタテインメント巨編。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年生まれ。米国企業在職中に『Cの福音』で衝撃デビューし、一躍脚光を浴びる。2007年、『陪審法廷』が山本周五郎賞候補。『フェイク』が20万部を突破しベストセラーを更新中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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再び読書

40
もう少し華やかな小説かと思いきや、楡氏得意の「Cの福音」ばりのドロドロの裏社会の陰謀が渦巻き胸糞が悪い。ゲイの趣向も全く理解の外なので正直気持ち悪い。殺しの手口、残忍さ、それとは裏腹な命に対する無関心さが心を抉る。でも息子の心境は如何程か、想像できない。改めて哲治が15歳と言うのは聞けば衝撃だろうと思う。まさしく日亜化学と中村教授の話にかぶるというか、下地はこれとも思わせるが、こんな凄惨な事件話ありませんでした。ただ、少しばかり無理があるのは大方の感想ではなかろうか?まあ面白かったです。2017/09/06

おのちん

8
★★★☆☆:今年最初の読了本だったが、自分の好みに合わずイマイチだった。2022/01/01

Haruto Morikawa

5
水素自動車の燃料タンクの画期的な特許めぐって、開発技術者と雇用されている会社からの報酬について裁判となる。ここにガソリン自動車でこの世を謳歌してきたオイルメジャーの思惑が絡んでくる・・・・・もう少し技術的な側面の内容も期待していたので少し物足りなかったかな。2013/05/23

yukision

3
導入部分からマリファナやら拷問場面が細かく描かれていて何度か読むのを止めようかと思ったが,中盤以降はテンポよく話が進み予想外の展開になったので先が気になり最後まで読めた。ただ,主人公も含めて登場人物に感情移入も人間的な魅力も感じられず,残念。2018/09/19

無添

3
画期的な特許の継承者である息子が父の謀殺の真相解明に乗り出す。2016/03/10

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