ラスト・イニング

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737579
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「バッテリー」屈指の人気キャラクター瑞垣の目を通して語られる、彼らのその後の物語―。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』(教育画劇)で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1~6』で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

35
バッテリー最後の試合結果がわかって少しすっきりした。本来の狙いは巧と豪を取り巻くドラマがメインテーマなので結果は二の次でしょうが、野球に興味を持っている人に取っては気になる事なので、満足できました。作家のエッセイを読むと時々書いてある事なのですが、登場人物が一人歩きしていった様にに思えた。瑞垣という本来は脇役として終える人物が、どんどん魅力を放ち、主人公たちを食う存在に成長した様に思える。門脇のひたむきな巧に対する拘りはここまで想像出来なかった。人々の無記名中傷が、こんな地域でもある事には怒りを覚える。2012/12/20

あっ!chan

34
読み始める前に六巻の最終章を再読して、1年ぶりにバッテリーの世界へ...ゲームセットのコールのないまま終わった最後の試合がどのような結末だったのか、読みながら徐々に解ってくる。改めて歯切れのよい文章に、あっという間にその世界に入り込んでしまう。野球に見せられ、人生を大きく左右された少年たちの純粋さ、たくましさ、ふてぶてしさ等を遺憾なく感じることができた。最近読んだ「本屋さんのダイアナ」では女子たちにかけられた魔法を解く話だったが、この物語はある意味男子たちにかけられた魔法の話だったかもしれない。2015/05/25

あすか

32
バッテリーの後日談。ライバル校の選手を主人公にした物語。野球に真剣に取り組んできた選手たちが、高校生になり、また違う道に進み、野球との向き合い方に悩みながら前に進んで行く姿に、バッテリーに続いて、引き込まれるお話でした。あさのあつこさんの描写のうまさに脱帽です。2018/08/22

やなせ きお

25
バッテリーの後日談。今までは豪や巧に視点を当てられて読んでいたのでバッテリーを読んでるのにバッテリーを読んでいない感覚。わたしは豪と巧の姿を瑞垣視点でという意味で捉えていたので違和感が最後まで付き纏いました。試合終了後、其々の思う野球に関してを瑞垣を通じて垣間見る形になる。瑞垣の鬱々とした心情はまるで人間ドラマ。野球と関わり合うのにはこんなに骨がいる物なのか。瑞垣と門脇の底からの友情?も好きだけど、海音寺に気づいたら入り込まれている瑞垣が愉快なので、あの軽い雰囲気が個人的には堪らない。野球に帰る、みんな。2012/08/29

こふみ

22
「バッテリー」のその後を視点を変えて描かれたお話。物語は終わっても、秀吾の選択に、読者の想いは2年後の夏へと馳せていきます。今回は、秀吾の母や俊二の妹といった、女性も印象的でした。2023/06/04

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