ぼくの手はきみのために

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ぼくの手はきみのために

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737517
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「ぼくの手はきみのために」―幼馴染のひろと聡美。小さい頃は聡美が弱虫のひろを守ってくれた。が、11歳の夏、聡美は突如、倒れてしまう。さまざまな治療を試みるが、結局発作を止められたのは、背中をさすってくれるひろの手だけだった…。「透明な軌道」―集団の中で暮らすことが難しい心の不自由さを持つ康生と運命的な恋に落ちた真帆。年齢差や、康生に息子がいることなどは障害にならず、2人はおだやかなペースで絆を深めていく。が、初めて結ばれた翌日、2人に思いがけない出来事が…。「黄昏の谷」―妹の子供である貴幸を育ててきた寛一は、ある日、「あなたの子供だ」と連れて来られた初恵をも引き取って育てはじめた。血の繋がらない3人は、貧乏ながらも、太い揺るぎない絆で結ばれていく。彼らが最後に行きつく、幸せの場所は…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

51
三話ともふわふわしていて主旨が今ひとつ汲み取れなかった。コンセプト不明。2013/11/27

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

32
小さい頃僕は幼馴染の聡美のあとを付いて回っていて、聡美から離れて一日を過ごすことが耐えられなかった・・「ぼくの手はきみのために」。彼の第一印象は無害そうだという安心感だった。そしてあることをきっかけに軽い付き合いが始まり・・「透明な軌道」。長屋での暮らしは決して裕福ではなかったが、甥との二人暮らしはそう悪くないもので・・「黄昏の谷」の全3話。この本を読むと大好きな人にギュッと抱きしめてもらいたくなりました。ここまでお互いの存在を求め合える人を見つけることができた彼らは幸せだなと思う。★★★2011/12/29

shirou

16
ちょっと不器用な人間たちを描いた作品。 実際にも居そうな、ちょっと不器用な人たち・・・彼らの幸せの基準が何なのか・・・ソレを感じつつ雰囲気を楽しみました。 3編中2編は、短編と言うよりは中編でボリュームも展開もあります。 文章中の()書きが、非常に面白いデス。 幸せの感じ方ってホントに人それぞれだなぁと、しみじみ感じました。 若干、現実逃避の感も否めませんが(特に最終話)2013/04/08

ぱんだ♪

15
読み進めながら、あれ??あれ??と思いました。そうです、前に読んだことがあったんです。(笑)でももう一度読みました。表題作は、私的に大好きなシチュエーションで。ラストでは涙してしまいました。3つの短編集で、どのお話にも出てくる男の人のしゃべり方が優しくて、素敵でした。(*^^*)3番目の話が1番好き。おいちゃんと、小さい頃のタカちゃんの本当の親子のような会話がとっても微笑ましかったです。おいちゃんみたいな優しい性格になりたい。2012/11/24

そのぼん

15
透明感のあるラブストーリーでした。この作者らしい雰囲気でした。2012/02/25

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