螺鈿迷宮

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737395
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『このミス』大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』の新鋭が贈る最新メディカル・エンターテインメント!
今度の舞台は、碧翠院桜宮病院。白鳥(ロジカル・モンスター)の最強の部下”氷姫”、ついに登場!

内容説明

医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の医学生・天馬は、留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼なじみの記者・葉子から「碧翠院桜宮病院に潜入できないか」と依頼を受ける。桜宮病院は、老人介護センター、ホスピス施設と寺院を一体化した複合型病院で、終末期医療の先端施設として注目を集めていた。しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。天馬は看護ボランティアとして桜宮病院に通い始めるが、ある時から疑念を感じる。「この病院、あまりにも人が死にすぎる」と…。『このミス』大賞受賞『チーム・バチスタの栄光』の新鋭が贈る最新メディカル・エンターテインメント。白鳥の最強の部下“氷姫”、ついに登場。

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年、千葉県生まれ。2006年1月、『チーム・バチスタの栄光』で第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同年10月に受賞第一作『ナイチンゲールの沈黙』を刊行。現在、勤務医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶モナカ

129
自殺幇助と終末医療。そして、復讐の物語。文体が若々しくて、読んでいる方が照れる。全体的に、割り切れない現実を描いているので、白鳥調査官が頑張る姿にもスカッと出来ない。この作品を読んで、読書メーターの皆さんの感想を見ていて、海堂尊さんの作品を『桜宮サーガ』と呼ぶのを知りました。2013/11/23

ダイ@2019.11.2~一時休止

128
桜宮篇その1。医学生が主人公で舞台は碧翠院。最後の展開にビックリで面白かった。2014/04/20

みゆ

81
図書館本が途切れたので本棚再読。桜宮サーガ3作目、マイナーなんだけど、私は結構好き♡ 部屋いっぱいに並ぶ青バケツの正体には慄然とするが、淡々と描けるのは現役医師・海堂さんならではと思う。全体的に暗めなお話をパッと明るくるのが医師として潜入した白鳥室長。皮膚科医・白鳥先生のトンデモぶりは精神科医・伊良部先生に引けを取りませんでした。この二人直接対決させてみたい(笑)2023/08/18

しろいるか

60
作品のリンクがわかっていながら『イノセント・ゲリラの祝祭』を先に読むという禁じ手を犯してしまい、結末ネタバレ状態で読んだ本作だったが、悪の巣窟へ潜入する主人公に忍び寄る魔の手・・的なミステリ定番のドキドキは十分楽しめた。『イノセント~』の後だけに分かりやすさもひとしお。姫宮がとても魅力的に描かれてて良かった。天馬と桜宮家の因縁がやや無理やりかと思ったけど、桜宮病院の闇や院長の医療に対する先見性など総じて読み応えを感じた。そして最後の「詰めが甘いんだから」・・迷宮からまだ抜け出せない。2009/12/06

ともくん

51
螺鈿――― 貝殻で模様を作り、器などに貼っていく。 美しい嘘で飾り立て、本質を見えなくしてしまう。 幾重も塗り固めた嘘の螺鈿細工。 本当のことは、何なのか。 それを知っている人物は。 螺鈿の虹の光は、何を照らし出すのか――2018/09/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/578672
  • ご注意事項