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街の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733205
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

人はだれしも心の中に忘れられない景色をもっている―4人の作家が織りなす極上短篇アンソロジー。

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
昭和37年岡山生まれ。昭和63年「揚羽蝶が壊れる時」で第七回海燕新人文学賞を受賞。平成3年「妊娠カレンダー」で第一〇四回芥川賞を受賞

柴門ふみ[サイモンフミ]
昭和32年徳島生まれ。昭和54年「少年マガジン増刊号」で漫画家デビュー。主な作品に「あすなろ白書」「東京ラブストーリー」「恋愛論」等、漫画、エッセイ、小説と多岐にわたり活躍中

原田宗典[ハラダムネノリ]
昭和34年3月25日東京生まれ。大学在学中からコピーライターのアシスタントとして活動。かたわら小説も書き、昭和59年「おまえと暮らせない」で第八回すばる文学賞入選

盛田隆二[モリタリュウジ]
昭和29年東京生まれ。「夜よりも長い夢」で早稲田文学新人賞入選
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夏花

2
四人の作家さんの短編。小川洋子さんの「ガイド」、よかったです。母親のために別行動をとって、題名屋さんを楽しませようとプロのガイド並に気を配る男の子が微笑ましかったです。「思い出を持たない人間はいない」。母親想いの男の子の忘れられない一日でした。2014/05/26

noekure

1
小川洋子他3名の短編集。こうして読むと、小川作品の完成度の高さに改めて感じ入る。2017/04/15

だいきち

0
小川洋子さん目当てで読みました。母子家庭の少年が主人公。しっかりした少年。観光ガイドを生業としている母親が大事な旗をなくしてしまう。「シャツ屋」という名前のシャツを売る店のおばさんも味わいがある。旅行者の「思い出に題名をつける」ことを売るおじいさんも人生をしっかりと歩んできた土台を感じさせられる。おじいさんを水上バスに乗せられなかったトラブルを見事解決した少年。ラストは少年が、母親からもらったお金(解決してくれたお礼)でシャツ屋で母親のために旗を買う。2017/06/20

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