出版社内容情報
大阪梅田駅前支店長に転出した竹中治夫は、最前線の資金回収の現実に直面する。幸い一年で本社広報部長に就いたものの、竹中はトップの後継者をめぐる前会長と頭取の対立に発した壮烈な人事抗争に巻き込まれる。
内容説明
協立銀行大阪梅田駅前支店長に転出した竹中治夫は、最前線の資金回収の現実に直面した。優良取引先からも強引に資金を引き上げる銀行の論理の前に、個人の無力を体感する。やがて一年で本社に戻り、広報部長に就いたものの、竹中は後継者をめぐる前会長と頭取の対立に発した壮烈な人事抗争に巻き込まれる。行内を分裂させかねない対立で危機的状況に陥った協立銀行。ミドルの共感を呼ぶ、迫真の力作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんのすけ
2
都市銀行の内部闘争に巻き込まれつつも、大物フィクサーとの緊密な関係を努力して勝ち取り保つことで銀行内外で重宝された島耕作的な主人公。おきまりの部下との不倫や奥様の不埒もあり。ほんとに島耕作（笑）2017/07/20
半べえ (やればできる子)
1
★★★★★2013/09/01
