出版社内容情報
金融不祥事で危機に陥った協立銀行。不良債権の回収と処理に奔走する営業本部プロジェクト推進部副部長の竹中治夫は、銀行の犯罪を問う住宅管理機構との対決を命じられる。再生に向けて苦闘するミドルの正義とは?
内容説明
金融不祥事で危機に陥った協立銀行。不良債権の回収と処理に奔走する営業本部プロジェクト推進部副部長の竹中治夫は、銀行の犯罪を問う住宅管理機構との対応を命じられる。大物フィクサーがらみの新たな不良債権、MOF担の凋落、社内不倫と家族の反乱、人事抗争の軋轢…社外からの攻撃と銀行の論理の狭間で、再生に向けて苦闘するミドルの正義とは何か。圧倒的迫力で銀行の実態を描く問題作。