内容説明
惨殺されて廃工場に捨てられた主婦。男の肉体を持つ美女。消えた乳児。覚醒剤漬けの売春婦。元刑事の私立探偵と、悪徳弁護士と、悪魔のように頭のよいヤクザ…二歳たらずの男児を育てながら、複雑な事件に取り組む女刑事・緑子が、生命の危機にさらされながら迫った驚くべき真相とは。そして緑子は、母性や愛に対する人々の幻想の向こう側にぽっかりと開いた暗黒の淵を覗き込むこととなった―。新鋭女流作家による、まったく新しいタイプの本格的ハードボイルド警察小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
53
1233-436-27 RIKOシリーズ第二弾緑子のキャラ変わってない?(¯―¯٥)前作の内容を少し引きずってはいるものの息子がいることで多少は淫乱度が薄まってはいるが。。。。何回レイプやはレイプ紛いの目にあったら懲りるんだろう。。。新キャラの麻生龍太郎かっこよかった(≧∇≦)b2015/10/11
とも
46
★★★☆リコシリーズ第二弾。予想に反してつまらなかった。犯人も早いうちから想定できたし、それに関わるひとたちの関連性も、探偵 麻生龍太郎の立ち位置も想定できてしまた。そうして、とにかく暗い。ヤクザや犯罪者、性風俗、ホモ・レズ・トランスジェンダーなどの人々、ヤクやレイプ、殺しなどの犯罪のオンパレードと、低辺を生きる人々とそれに関わる刑事達や法曹関係者、探偵など、とにかくそこに明るさはない。最後には全ての謎が綺麗に収束するも、軽いイヤミスでスッキリはしない。そういえば、よしきの暗い面が全面的に出たシリーズ。2017/07/20
☆エンジェルよじ☆
25
母になったリコ。前作のイメージでは仕事優先になっているんじゃないかと思ったがリコなりにバランス持っていることにまずは安堵。連続殺人、誘拐事件の中で繰り返される「母と女」夜泣きしてる子の横でイビキかいて爆睡されてると不安や不満やいろんな感情沸き起こるよね。噂の麻生さんにお目にかかれて嬉しかったけど山内とそーだったの?じゃ韮崎とかいう人とは練クンどーなの?2010/12/20
ちゃさち
23
母親になった、緑子。相変わらず無茶はするし、大胆な行動には出るけれど、母の優しさを持っているののは良かったと思う。麻生と練の2人は、別れてしまったけれど、お互い思いあってる姿に幸せを感じた。最後はせつなかったです。次はどうなるか楽しみです。2019/02/14
DONA
21
前作から間が空きすぎて、人間関係がよくわからない状態に。とりあえず、緑子の性格も態度も好きじゃないな~と思いつつ読みました。絶対に友だちになれないタイプの女性です。男女関係の話がメインになっているのが時々うっとおしく思いつつ何とか読み終わりました・・とりあえず時間かかった・・。2018/08/15