内容説明
度々、鎖を引きちぎり、近所の鶏を襲う飼い犬ジョン万作。ある日、必死に追いかけていった先で“真実赤眼教”といういかがわしい宗教の存在を知る。輪廻転生を説くその会に、なんと妻とジョン万作が入信しているのだという―。椎名ワールドの原点となったデビュー小説五作品を収録した夢の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
王天上
6
さっそく一冊読んでみたが、SFじゃなかった。デビュー当時話題になった独特の文体が懐かしかった。2016/09/28
hirayama46
3
デビュー当初はエッセイを中心に執筆していた椎名誠の初期の小説集。まだ不慣れな雰囲気が強くて、余白や余韻というよりも書きたいことを書ききれていないのかな、と感じました。文体は伸び伸びとしていて読んでいて楽しいですが、やや不完全燃焼かなあ。2021/07/22
しょうご
1
1998.8.13読了
コウ
1
★★★☆☆2008/06/23
