内容説明
再会の時、必ずや来たらん!夕日輝くエーゲ海に、亡き愛する人への祈りは続く―。精神の気高き闘いの末に、心の闇に射す光を捉えた宮本輝文学の最高峰。〈再生〉を描く大長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美雀(みすず)
30
日本に帰国した満典は元妻の琴美を慰めた。あまり良くないけど、琴美も苦しんでいたんですね。でも、寄りを戻すわけにはいかない。琴美もいつかは幸せになってほしいです。ギリシャの描写が素晴らしくて、綺麗でした。2014/02/03
saga
4
過去、現在、未来の原因と結果とによって続く生命観。どんな苦悩を持ってる人でも、未来は変えられるって事ですよね。2013/02/10
さざなみ
1
図書館の除籍本コーナーより10円で購入。 最近このコーナーで見つけた掘り出し本で感動する機会が多い。読後も書棚に置いておきたい本でした。 読み外れのない作家「宮本輝」の作品を探すのが習慣となりました。2024/01/18
来津くう
1
ラストでいつも勇気をもらえた。長いこと私の心の中の一冊であった。
カッキー
0
一つ一つの懸念材料が片付いていく。海辺の扉の意味がわかった。2017/01/16