小説・日本興業銀行〈第1部〉

小説・日本興業銀行〈第1部〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048724449
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

昭和40年、山一証券崩壊の噂が流れるさなか、弱冠47歳の蔵相田中角栄は、財界の実力者田実渉三菱銀行頭取を一喝した。色をなして迫る田実。一瞬、虚をつかれながらも、中山素平日本興業銀行頭取は、気をとりなおし仲裁に入った…。実力者が、肚を据えて証券不況のたてなおしをはかる虚々実々の駆けひきであった。これを契機に、無担保、無制限の史上類をみない日銀特融が発動され、金融恐慌の危機は回避された。企業小説の旗手高杉良が、産業金融の雄、日本興業銀行にスポットをあて、豊かな構想力に万全の取材を加え、日銀特融をプロローグとして、戦後の日本経済界を彩る幾多の人材を縦糸に、実名で描く会心の経済大河ドラマ。待望の第1弾。