アスキー新書<br> カメラは詩的な遊びなのだ。―カラー版 

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アスキー新書
カメラは詩的な遊びなのだ。―カラー版 

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048701211
  • NDC分類 742.5
  • Cコード C1272

内容説明

生活というのは“ずるいやつ”だから、我々を少しずつ蝕んでくるんです。そしてついに、日常がすべてになってしまう。詩的な写真を撮る行為とは、そういう日常から少し距離を置くということ。日常の営みを、斜め横、あるいは高みの視点から観察してみましょ―知的のひとつ上、大人のためのチョートク流「詩的なカメラ生活」指南。

目次

第1章 チョートク流詩的カメラ生活の手引き(未来に罠を仕掛けよう;現在のカメラシーンを切り取ったら;2010年の地殻変動 ほか)
第2章 チョートクの居酒屋的カメラ談義(カメラを買う、その前に;銀塩カメラの愉しみ;カメラ・工業デザイン論 ほか)
第3章 チョートク流詩的カメラ生活を快適にするノウハウ七カ条(遺影はサーバーに置いておけ!;RAWモードは必要ない!;逆光補正も必要ない! ほか)

著者等紹介

田中長徳[タナカチョウトク]
1947年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。73~80年ウィーン、82~83年NYに住む。東京、NY、ベルリンなどで個展多数。偽ライカ同盟、日本路地裏学会メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

51
タイトルの意味するところが私にはあまり理解できなかった。しかしRAWは必要ないという意見は同感。写真を撮る面白さがRAWといういわば加工で半減するのではないか。使わなければそれまでといえばそうだがその分カメラの使いやすさなどに力を入れてほしいと思う。画質が云々という話をよく聞くが普段使いでそんなに画質が重要なのかな・・・・写真は撮った人の心だ。2016/01/04

tom

9
写真のお勉強。作者は全く知らない人。たまたま図書館で拾ってくる。ところが意外に面白い。日常生活の観察の断面を撮り出すのが写真。なるほど。そんな写真を撮りたいなあと思ったのでした。2018/05/16

7
「カメラ」の「詩的」な部分に関して書いた本ではない(笑)んだけど、まあチョートクさんならそれでいいんじゃない(初めて読んだけど)、という感じの新書。こういう軽い読み物的な新書ってほんと増えたなあ。ヘルシンキの詩的な写真がカラーで載っていてお得感ありました。ヘルシンキだから詩的に見えるんだよ、と言われないために、これを奈良あたりで(奈良感を出さずに)やってみてほしいと思ってしまう。こだわりカメラ親父に対する警鐘、カメラ女子への期待、これからのカメラのスタイルとはどうあるべきか、など面白く勉強になった。2011/01/05

マーム

6
プロのカメラマンである長徳氏が「RAWは使わない」と明言されているのには驚きました。プロはRAWを使いこなしているのだろうという勝手な思いこみがあったものですから。また、掲載されている写真が、すべてオリンパスのマイクロフォーサーズ一眼のPENで撮影したものとのこと。長徳氏がマイクロフォーサーズをいたく気に入っておられるのも意外でした。カメラのスペックにこだわると、やはり35mmフルサイズの一眼レフかなと思ってしまうのですが、実際に手に取ってみるとこれが大きくて、手に余るというか重いんですよねぇ・・・・・・2011/01/03

Naota_t

5
#2075/★3.2/『カメラに訊け!―知的に遊ぶ写真生活』に続く、田中長徳氏によるカメラ本の第2段。すぐ読み終わる。カメラを極めた人の言葉はどれも一家言がある。・現実をそのまま美しく再現すべき、・向上心を捨てよ、・ドレスダウン、ステップダウン志向に真実のカメラの楽しみがある、・使いこなせない機能は使わず、とにかくシャッターを押すことが大切。カメラはとにかく撮りまくって楽しむことが大切なのだ。なお、アンディ・ウォーホルが8時間とり続けた《エンパイヤ》は、当時超高額なコストがかかったのは知らなかった。2024/02/26

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