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内容説明
獅子王機関の攻魔師、羽波唯里と斐川志緒が見守る中、ついに執行された“聖殱”の遺産封印の儀式。しかしアヴローラの魔力の暴走によって儀式は失敗、神縄湖底に眠っていた災役が覚醒する。取り残された暁凪沙を救助するため、それぞれ凍結した湖上を彷徨う唯里と志緒。そんな彼女たちが遭遇したのは、聖殱派と呼ばれる謎の飛龍使いだった。一方、“静寂破り”の急襲によって海に沈んだ古城と雪菜は、なぜか本土の温泉宿で目を覚ます。戦いの傷も癒えぬまま、神縄湖へと向かう二人が出会った謎の少女グレンダの正体とは―?世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第十二弾!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
64
各組織や人物たちの思惑が入り乱れ、過去編を除いて今までにない展開というか、物語が一気に進行した印象。カインというキーワードも深まり、世界観が拡大。これは次巻が楽しみ。新キャラ(唯里や志緒)の短編集的な話を読んでみたいかも。そして、やっぱり古城と雪菜の夫婦としての安定感抜群。もっと見せて欲しい。それと浅葱にも古城との絡みを増やしてあげて欲しいわ。そして、オチとしてちょろっとしかでなかったチョロイン紗矢華と、ラフォリアにも、もっと古城を!雪菜が正妻のハーレムラブコメ成分が欲しい。2015/02/16
よっち
62
神縄湖で執行された聖殲の遺産封印の儀式がアヴローラの魔力の暴走によって失敗、湖底に眠っていた災厄が覚醒。明らかになった牙城の秘密とか、またもや残念な格好をさせられた浅葱にカップラーメンで餌付けされる第二真祖とか、見ていた第二の剣巫に「夫婦か!」と叫ばせる二人の自然な距離感とか、積み上がっていく謎も気になるところですけど、深刻な事態でもわりとマイペースなキャラたちの掛け合いが好きで読んでる感。でもせっかく貴重な休暇を潰して向かったのに、間に合わないオチに使われるだけの彼女はちょっと不憫だと思いました(苦笑)2015/02/10
Susumu Miki(Dik-dik)
53
「もう一人の剣巫」羽波唯里、「もう一人の舞威姫」斐川志緒が登場。グレンダも含め新キャラがたくさん。浅葱や<戦車乗り>も絃神島を離れて本土で大暴れ。そして唯里ちゃんに「夫婦かっ」と突っ込まれる古城くんと雪菜ちゃんのナチュラルなやりとり…。今回地味にオシアナス・ガールズが役に立っているけど、良家の娘のはずが暇つぶしに軍事教練してるとか何なの(笑)?2015/11/24
そのぼん
51
シリーズ第12巻。エピソード的には11巻の続きって感じでした。普段が常夏の島での話なので箱根とか富士山とか日本の情景が出てくると雰囲気違うなぁと思いながら読んでしました。2016/04/03
Yobata
51
辛くもようやく絃神島から出れた古城。急いで凪沙の元へ急ぐも、凪沙のいる神縄湖では聖殲の遺産封印の儀式が失敗に終わり、真祖と同格の“災厄”が降り注いでしまい…。本土編後編。アヴローラの魔力を使い黒殻を封印しようとするもそこに眠ってたのは兵器ではなく龍族で、そこからは蜂蛇に飛竜に傀儡と大乱れwさらには聖殲派なるテロリストも戦場に入り乱れて何が何やら…儀式待機してた唯里と志緒の二人は頑張ってはいたけど…やはり姫柊達絃神チームには勝てないかw今回は第二真祖のイブリスも登場。第二真祖なのに浅葱の対応が軽すぎて→2015/02/10