アスキー新書<br> 食は国家なり!―日本の農業を強くする5つのシナリオ

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アスキー新書
食は国家なり!―日本の農業を強くする5つのシナリオ

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048686136
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C1261

内容説明

2025年、日本の農業が崩壊する!?BSE、表示偽装、毒入り餃子…。食品不祥事の頻発は何を意味しているのか?多国籍巨大食流通企業(フードメジャー)に立ち向かう術は、はたしてあるのか?日本の「食」と「農」に迫る破滅のシナリオに向き合い、その克服策を提言。人類を飢えから救う鍵のひとつがここにある。

目次

第1章 日本の食の現実(“失われた10年”、そして終わりの始まり;安全と安心、そして最後の10年 ほか)
第2章 シナリオA:保護主義(未来予測(1)日本は保護主義を選択する
“農業保護”主義の源流 ほか)
第3章 シナリオB:完全自由化&国際化(未来予測(2)日本は食料生産を完全自由化する
大都市と地方―農業の自由化は双方を荒廃させる ほか)
第4章 シナリオC:主権化及び多様化(未来予測(3)食料・農業に関する認識の改革
独自の道を歩む農家たち、そしてその既存農業態勢との摩擦 ほか)
第5章 シナリオD:「無策」ではなく「不策」(未来予測(4)―「不策」)

著者等紹介

横山和成[ヨコヤマカズナリ]
1959年、和歌山県生まれ。北海道大学大学院農学研究科修了。米国コーネル大学農学・生命科学部およびボイストンプソン植物科学研究所客員研究員を経て、農水省管轄独立行政法人・中央農業総合研究センター生産支援システム研究チーム長。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

7
日本の農業を強くするための5つ目のシナリオ、「無策」ではなく「不策」。謀りごと自体を為さず、ということ。生命は、多様化して30数億年という歴史を刻んできた。今も進化し続けている少数だけが現存種だと考えられている。生物は皆、それぞれの生き方をひたすら行うだけだが、その結果、神の業と見間違うほどの精緻さを持った大生態系の歯車を回し続けることになる。なるほど。2015/06/10

Humbaba

3
日本の食料自給率はあまり高くない.それを改善するために予算は全力でとっている.しかし,それが正しく使われているかはまた別の問題である.自分たちですら国産を使っていない役所の姿を見ると,本気で改善しようとしているとは思えない.2010/07/08

inami

2
◉読書(再読) ★3.5 2009年のローマの国連食糧農業機関(FAO)が、「2009年中に世界の飢餓人口が10億人を突破する」との予測を発表。1995年の国家機関のセミナーで「2025年が人類全体にとって、”帰還不能点”(その場所を越えると元の場所に戻れなくなる地点)となる」と講演者が・・。人口増加、食料危機、エネルギー資源の枯渇、その影響で加速する環境破壊、最悪の結末として自然発火する戦争。・・現在、2017年、人類は「引き返し不能点」にどれだけ足を踏み入れてしまったのか?2010/06/11

ぐうたらパンダ

2
タイトルは大仰だが、目新しい書いてなかった。石油などのエネルギー輸入との関連については論じられておらず、また政治や行政に関しても現状をどうすれば改善できるか、も具体的な記述がなく、著者が土壌が専門ということで、所々でその話が出てきかけるのだが、中途半端。著者の熱意は感じるので、もっと専門に即した具体的な話が多ければ面白かっただろう。2012/07/21

Kentaro

1
各種調査エビデンスに基づく論理が展開されていますが、私はやはり、農業が儲かる仕事になること、かつ、先進のICTを活用した生産性の向上と、良質な農地の確保が欠かせないと感じた一冊でした。2017/08/29

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