内容説明
「判らないではすまされない」「判ったフリも許されない」。それにもかかわらず理系からも文系からも敬遠される財務諸表。貸借対照表は90度横にする、損益計算書は180度回転させる―それだけのことで、隠れていた会社の実態が浮かび上がる!経営者はもちろん、知り合い、取引先に中小企業をもつビジネスパーソン必読。財務諸表がどんどん面白くなる。
目次
序章 財務諸表は所詮数字、されど数字
第1章 いわゆる「財務アレルギー症候群」
第2章 「寝かせ読み」で判る潜在能力
第3章 「逆さ読み」で判る資金繰り力
第4章 お金を払っても経費にならないなんて
第5章 「財務リストラ」で実感する勘定科目
第6章 「業務リストラ」でツボを押さえる
第7章 現場で使う財務諸表のすべて
第8章 会社のお金は何処へ行く
第9章 税務署と死神は地獄まで追ってくる
おわりに
著者等紹介
原田博実[ハラダヒロミ]
1970年生まれ。関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科卒。経営管理修士(MBA)、株式会社エフアンドエム経営企画部長等を経て同社取締役、エフアンドエムネット株式会社取締役、株式会社ブループラネット取締役、関西学院大学特定プロジェクトビジネスマイニング研究センター客員研究員。年間を通じ多くの講演やセミナーを行っている。また、中小企業を対象に精力的にコンサルティングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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澄
9
長いこと鞄の肥やしになっていたが漸く読了。会計を学んだことのない人の入門書にうってつけ。会計をわかっている人には基本過ぎて物足りないと思うが、それでも中小企業の会計/経理って数字をまとめているだけで経営に反映できていない人が意外と多いと思う(今までの経験上)のでそのような人にも一読して再認識してもらいたいな、、、2016/07/05
自然堂
4
表題にある「寝かせ読み」は最初の50ページ程で説明し終えてしまう。噛み砕いて判り易くという趣旨は分かるのだが、簿記をちょっと齧った程度の知識があれば殊更解説しなくてもいいかな、という程度のものだった。帯に「簿記不要・数字嫌い大歓迎」とあるように、そういう人達にこそ本書を読んで欲しいのかもしれないが、この装丁の時点でハードル上がってる気がするなぁ。財務分析の解説本として見ると概説的過ぎて物足りないが、最初の一歩としては良い本だと思います。2011/05/22
Shunsuke
3
財務諸表の読み方を勉強しようと思って手に取った本。概略しかないが、とっかかりとしては面白かった。数字と漢字の世界をビジュアルで表現するのはわかりやすいし、面白い。2016/05/18
よしぼん
1
寝かせ読みってそういうことですかって感じ。会計をあまり知らない方でもすらすらっと読める感じです。この本の後、もう少し勉強したいなら個人的には國貞克則さんのシリーズがおすすめ。2013/02/07
_sakadon_
1
とにかくわかりやすい。今まで財務諸表を読もうとしてあきらめてた人にはうってつけかな2011/04/23