アスキー新書
笑う脳

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048677257
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C1295

内容説明

笑いとは、高度で複雑な脳の活動。そして「メタ認知」のはたらきである。つまり「笑い」を探求することは、肥大化した脳をもつ人間を探求することなのだ。古典落語や英国コメディ、漫画などの「コメディ批評」や、笑いのプロットをつくりだすクリエイター諸氏との特別対談を収録。脳科学者の知見から「脳と笑い」について大いに語る。

目次

第1章 われ笑う、故に脳あり―笑いの脳科学
第2章 人生は、やがて喜劇になる―人生と笑い
第3章 少年たちを救うのは、ギャグである―攻撃性と解毒
第4章 生への意志、そして祝福―笑いと死
第5章 笑いを制するものは、場を制する―笑いの政治学
第6章 笑う脳には、福来る―笑いと文化

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で第四回小林秀雄賞、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第十二回桑原武夫学芸賞を受賞。ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

30
脳について語る本というのはどうも読みきれないなー。書く方も読む方もはっきりとした実態がわからないからなのかな。といいながらこれを打ち込んだり考えたりも脳を使っているし、そう思うとさりげなく大事さに気づく。けどやっぱり脳本は苦手!!2015/03/21

あちゃくん

24
茂木さんの笑いについてのエッセイ集。笑いについての性差の話が興味深かった。女性芸人が増えている昨今、その笑いについての性差が薄まってきているってことなんですかね。2014/03/09

ホークス

16
笑うというのは人間特有の非常に複雑な行為らしい。脳科学的な笑いのメカニズムは曲芸的に難しいが、同時に本能的で身体的でもあるのが不思議。本論ではないが、遊んでいる土地を解放する「空き地連盟」の話が良かった。子供たちは今も空き地が大好きだ。空き地と見れば立ち入り禁止にする過剰管理社会は、それを心地よく感じる自分たちが原因で、時代や政治のせいにしても虚しい。こんな時こそ状況を笑いで逆転したい。自分たちの愚かさを笑いに変換する勇気と根性を持ちたい。2016/04/08

ぽかちゅう48

9
笑う事が脳にもたらす影響をガッツリ書いてるのかと勝手に思ってら、茂木さん…脳科学者と言うよりはお笑い好きのおっちゃんですやん(^o^)/…少し理屈っぽいけど、物凄~く『お笑い愛』が滲み出てました(笑)漫画家のしりあがり寿さんとの対談の最後がいい!寿さんの『笑いを上等(権威的)にしちゃいけないんです。ましてや政治家になりでもしたら裸の王様です』は確かになー、と思いました(^q^)プロのお笑いの人達には権威的にはなってほしくないかなー♪2016/05/24

たくみくた

3
「笑う」、「涙する」動物は人間だけである。脳にとって良さそうな「笑う」ことの効果を教えてくれる。「われ笑う、故に脳あり」2019/04/21

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