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内容説明
『兄妹の夢』を叶えるため『妹小説(仮)』の出版を目指す俺とエロマンガ先生―和泉紗霧。担当編集を説得するべく、和泉兄妹は協力して企画書を作り始めるが―そこに次々と大騒動が巻き起こる!『発売日は一年後です』容赦なく現実を突きつけてくる担当編集。『かくまって頂戴!』締め切りから逃げ続ける売れっ子作家・山田エルフ。『和泉ちゃんと同じものを好きになりたいんです』『やつをラノベにハメる』妹のクラスメイト・めぐみと、本屋の娘・智恵の初遭遇。とある理由から、どうしても今年中に新作を発表したいマサムネは、優勝者に出版枠が提供される『ラノベ天下一武闘会』に挑む!だがそこにレーベル最強の宿敵が参戦してきて…!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
89
妹小説をアニメ化して兄妹でテレビを見ることを目標にしたマサムネが、企画を出版するため、大会レギュレーション無視で挑んできた強敵ムラマサと対決するお話。絶妙のチョイスでラノベをバカにしていためぐみをハマらせる智恵とか、端々にラノベに対する思いが感じられて、読んでいて楽しかったです。言動が突き抜けている沙霧やエルフ、ムラマサらはまっすぐに思いをぶつけてきて、うまく伝わらない時もありましたが、心に訴えるものがありましたね。小説でラブレター書くのはマサムネだけかと思いましたが、さすが上位互換は違いました(苦笑)2014/05/10
とら
88
やっぱり好きだなあ。何よりキャラクターが可愛い。もうこれだけで読めてしまう程には可愛い。でもそれだけではないから流石。作家さん達の「自分の書いた小説は毎回100点」である、と言う考えはやっぱりあるのだろうなと思った。そりゃ自分が書いて面白くないモノは見せたくないに決まってるよなあ…その上で、あわよくば読者に100万点くらいの評価を貰える様に頑張っているのだ。そしてその他メタ的発言を書いているのは紛れも無く著者な訳で、やっぱりこれは著者の考えてることなのだろうか?そうだとしたら面白い笑 そして少し冷める笑 2015/02/22
中性色
87
カラー絵だけだと、ラブリーマイエンジェル智恵たんなのかと思ったらそうでもなかった。今回は武闘会とラブレターとぱんつのお話。既キャラでも新キャラでもそうだけど、キャラの魅せ方がうまいんだよなぁ。改行は多いけど、テンポ重視な作品だと思うのでこういう作り方のほうがいいんだろうな。しかしエルフのあれは本格的にラノベ作家これくしょん-作これ-が出来るレベルだなって言っても誰がやるんだよ。この作品を見ると、これ自体が壮大なエロマンガ先生のプロットなのかなと。しかし、ラノベ作家って他の人のラノベもよく読むものなのかね?2015/06/10
シータ
82
今回も面白かった。紗霧がエルフとかにヤキモチ焼いたりしてるところが最高に可愛いと思います!紗霧とお近づきになるべくキモオタ小説読もうと言っていためぐみを見事にラノベにはめた智恵さんさすがですわ。ぱんつ見ようとする時の紗霧が完全におっさんみたいで笑ったわw そして新キャラのムラマサとラノベ天下一武道会で対決することになるのだが、ムラマサのマサムネに対する想いを知った時は結構可愛かったです。ああいう口調もなかなか乙なものですな。2016/06/07
shin
80
マサムネは妹の為に書いた妹小説の出版に向け企画を進めるが、看板作家ムラマサが立ち塞がりラノベ天下一武道会で対決する2巻。兄妹の両想いが光る中、ぱんつを見せたり脱がしたりマサムネが遭遇する光景はどうしてこうなったと吹いた。次元が違うはずのムラマサから次第に見えてくる本心、自分が妹にしたことを彼女にされるカウンターにはニヤニヤが止まらなかった。2人の夢は叶うのか、渾身の作品が女の子達との関係にどう影響していくのか次巻も楽しみになるお話でした。めぐみの早く続きを求める気持ちは一度は思ったかもなぁと共感できた。2014/05/18