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闇を覗きしもの

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047913547
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

本当に我が子が殺人者なのか?病める現代家族の真実を鋭く抉り取った衝撃の黙示録的サスペンス。

著者等紹介

ブランチャード,アリス[Blanchard,Alice]
ハリウッドでテレビ、映画の脚本を手掛けた後、1996年、家族の密やかな心の揺れ動きを繊細に描いた短編集「THE STUNTMAN’S DAUGHTER」でデビュー、キャサリン・アン・ポーター小説賞ほか、数々の賞を受賞。『闇を覗きしもの』は、処女長編小説。ニューヨークの出版界では久々に出てきた期待の作家として、注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マサキ@灯れ松明の火

11
1971年…小さな田舎町で、少女メリッサの殺害事件が起こった…警察署長ナレンは、息子ビリーが今回の事件に関与しているのでは?と疑っていた…状況証拠は…限りなく「黒」…苦悩のあまり、ナレンは「自殺」の道を選んでしまう……事件は、未解決のまま18年の月日が流れた……ナレンの娘レイチェルは、成長して警察官になった……兄の関わったメリッサ殺害事件の再調査を開始する…そして、再び「惨劇」の幕は開く……人の心の「闇」を覗いてしまった者達に待ち受ける「運命」とは……衝撃のデビュー作です…今まで、翻訳されていなかっ2012/04/07

とし

1
登場人物個々人の心理面に重点を置いた内容で面白かったのだが、クライマックスでの:主人公の単独行動→犯人からの反撃→絶体絶命→ギリギリの所で助けが:までがあまりにも定型的で平凡な終わり方になってしまっている。 また不倫関係で揺れる心理描写自体は構わないのだが少しだけ長い気がした。そこにページを割くくらいならむしろ(察するに傷だらけの)お兄さんがその心情を吐露するシーンがあっても良かったのでは。2023/01/25

kazewataru

1
ある町で起こった少女殺害事件。犯人は自分の息子ではないかと疑いを持った刑事が、その苦悩に耐えきれず拳銃自殺する。18年後、その娘のレイチェルは刑事になり、結局未解決事件となったその事件の再調査を開始する。ちょうどその頃、兄の同僚の女性が行方不明になり、容疑が再び兄に向けられる。とても面白い小説なのに、同作者の他の作品がどれも未翻訳なのが、不思議であり、残念でもある。2011/08/25

一柳すず子

0
THクックみたいなノスタルジックな話かと思ったら、かなり猟奇的な殺人事件が起こってしまった。主人公は過去の事件と平行して捜査していくのだけど、大切な家族への疑惑に囚われ続ける。単純に目が見えないというだけでも、様々な原因が紹介されている。反フロンとか反化学物質とか、作者の意見もちょいちょい見え隠れする。しかしどうもマキサックは好きになれない。色々と、重い結末でした。2013/11/08

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