人生は廻る輪のように

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人生は廻る輪のように

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047912861
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0398

内容説明

スイスで過ごした少女時代、国際平和義勇軍での難民救済活動、ナチス強制収容所で出会った蝶の壁画の謎、父の反対を押し切り医師の道へ、結婚とアメリカへの移住、末期医療と死の科学への取り組み、大ベストセラー『死ぬ瞬間』の執筆、チャネリング、夫との別離、体外離脱体験、詐欺及び殺人未遂被害、ヒーリングセンターの設立、放火によるすべての焼失…。20世紀を駆け抜けた精神科医の愛とたたかいの記録。

目次

偶然はない
さなぎ
瀕死の天使
愛しのブラッキー
信仰、希望、愛
はじめての白衣
約束
大義
祝福の土
蝶の謎〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつり

7
死を受容するまでの段階を研究した有名な精神科医の自伝。けれども研究者というよりは真の聖職者のように戦禍や病で苦しむ人の傍で話を聞いたり魂を開放させて安らかに逝けることを究極の癒しとして与え続けた人。それでいて自身の人生は無理解、差別、忌避や憎悪と闘い続けた癒しとは程遠い苦難続きの人生だった。死後の世界を希求するあまり怪しい霊媒師に傾倒したこともあったらしいが、それも人は見たいものを見、信じたいものを信じる自由があり、すべては今生の学びとなることを身を持って示している。喜びとは、苦しみの先にある光なのだと。2022/03/24

Mihoko

4
最後は仏教に近い思想に感じた。彼女が目まぐるしい人生を送ってきたことに驚愕。辛い経験から人は学び成長する!とか逆境だけが人を強くする!とか教訓を学んだとき苦痛が消え失せる!と、彼女の様に果敢に人生を歩みたいと勇気を貰える書2022/05/07

酢豚

3
死の受容5段階のキューブラー・ロス自伝。受容の5段階は医療関係者なら授業で必ず学ぶけど、そのロスがどのように死についての研究に辿り着き、その後どのように探求を深めていったかについての赤裸々すぎる記録。 スピリチュアルな世界に傾倒していき、霊との交信を行うようになったロスが晩年まで苦難に向き合っていく姿は圧巻。幼少期からの頑固で独善的な傾向は感じられるものの、ナイチンゲールのように医療における意識変換をもたらした善意の巨人。一人の人間の力って、凄いね。 2017/10/17

フィ

3
壮絶な人生を送った人の自伝であったが、医者でありつつ、人の死後はどうなるかということに答えているところは一定の意義があると思う。死後は実際に経験できないものなので、著者の言をそのまま信じるということにはならないけれど、人が生きる上で大切にしなければならないことが随所に述べられ、感慨深かった。2013/06/15

志田健治

2
素晴らしい人だ。どう書いてよいのかわからないけど、とにかく読んでよかった。そして他の著作を読んでからで更によかった。ようやく知りたかった神秘体験を知ることができた。いや、神秘体験が大事なのではなく、それに至る過程に意味があるのだとわかった。ありがたい本だった。毎日が卒業へ向けての修行なのだな。在家出家だな。良い本すぎると感想が定まらない……2013/05/26

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