マネー・カルチャー

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マネー・カルチャー

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784047912069
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

ベストセラー「ライアーズ・ポーカー」でウォール街のでたらめを世にさらした、才気煥発気鋭の著者が、80年代の狂宴を解きほぐし、ポスト・バブルの90年代を予見する。

目次

第1部 新世界(ウォール街のクリスマス;出かけるときは持たないで;ぶつ切り屋エディー;イェールの使命;ハーバードの似た者集団 ほか)
第2部 旧世界(体の芯に、熱い炎はありますか?;パリのゴールデン・ボーイたち;南半球のアメリカ合衆国 ほか)
第3部 別世界(東京の地震、ウォール街を揺るがす;黒船に乗ったニューヨークの投資銀行家;日本人の分け前 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

2
1980~90年代のアメリカ(新世界)、ヨーロッパ(旧世界)、別世界(日本)の金融経済中心のエピソードに満ちた本書に、この国の読者はバブル期日本に隔世の感を抱くだろう。が、レーガン、サッチャー政権が新自由主義政策を実施し、日本が官僚の抵抗で90年代末まで遅れたという歴史ギャップを描いたと捉えるなら地続きだ。当時のレーガンやトランプへの批評に口元を緩ませる読者が、ふと90年代東京に大地震が起きる近未来シミュレーションを挿入されると、著者が試算する世界経済の損失を3.11と照らし合わせる自分がいるからである。2017/04/05

ルヴナン

0
主に1980年代後半のウォール街についての本だが、今読んでも色褪せない面白さが有る。金融業界の強欲と腐敗は、アメリカの宿痾のようなものだ。ドナルド・トランプが登場する点で、今読む価値は僅かに上乗せされている。曰く、「ビルを買い取ると、何より先に外装を替えたがるこの人物は、自分自身もただの”外装”に成り下がってしまった。そして、この著書は、そういう不自然な、その場しのぎの修復作業の一環なのだ」「”善人”という言葉は、トランプお得意の蔑称リストの中で、”負け犬”に次いで第二位を占める」。2017/01/18

駒場

0
今は昔。80年代~90年代初頭のウォール街だったり、ウォール街のカルチャーが世界を席巻した頃のエッセイ集みたいなもの。ルイス節がクセになる。アメリカを新世界、ヨーロッパを旧世界、日本を別世界として三章だてになっている。日本の章があるのが隔世の感ありか。ウォール街のとんでもエピソードから、真面目なレバレッジドバイアウトの話、ハーバードとイェールの話、ルイスが天皇陛下に会う話など盛り沢山で笑って読める2014/06/01

Shuhei Murakami

0
ご存知「ライアーズ・ポーカー」のマイケル・ルイスが1992年に出したエッセイ集。うまいな~、本当に文章がうまい。でも、どう上手いか自分じゃ説明できないんだよなあ。しかもこれ翻訳だし。どんどん読み進められることを考えるに全体の構成が巧みなんだろうけど、じゃあ、どういう構成が読ませる文章につながるのか、さっぱり分かりません。 どなたか物書きになるための良い講座とか教科書とかご存知ないでしょうか?2014/04/10

れん

0
ウォール街とヨーロッパと東京の3つの話が書かれています。ウォール街の話が多いです。2023/08/23

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