出版社内容情報
プロ野球でチーム編成を司るのがフロント。ドラフト、トレード、契約更改などを行い、勝てるチームを作る。オリックス球団代表として、日本一も成し遂げた著者が、イチローらとのやりとりを例に、その内容を記す。
内容説明
オリックス球団代表が記すフロント業務の実際。「ドラフト」「トレード」「契約更改」「MLB移籍」「外国人選手獲得」「戦力外通告」などに直接かかわった著者が、それらの現場で起こる「攻防」をイチロー、長谷川滋利、田口壮ら選手、そして仰木彬監督などとのやりとりを交えながら具体的に記す。例えば、史上初の200本安打を放ったイチローの年俸が800万円から一気に1億円になる過程で行われた事前交渉の内容や、MLB移籍を熱望する長谷川とのやりとり、ドラフト会議前日に行われる球団内の会議の様子など、実際の内容を示すことでプロ野球界をより深く紹介していく。
目次
第1章 選手vsフロントの攻防―契約更改・MLB移籍・外国人選手らとの交渉現場(契約更改と年俸決定のメカニズム;MLB移籍を望む選手たち ほか)
第2章 チーム編成に関する攻防―スカウト会議・トレード・監督招聘の現場(新人選手獲得へのスカウト活動;トレードによる即戦力選手の補強 ほか)
第3章 球団経営をめぐる攻防―無駄の削除・観客増員・優勝の収支の考察(古き慣習の打破と観客動員策;優勝すれば収入は増えるか)
第4章 プロ野球界の改革―進むべき8つの道の提言(一軍40人枠+ファームの実現―選手契約の改革;「二軍」と「独立リーグ」の一元化 ほか)
著者等紹介
井箟重慶[イノウシゲヨシ]
1935年3月15日生まれ。岐阜県出身。上智大学外国語学部を経て、59年丸善石油入社。会社員の業務を行いながら上智大学野球部監督を務め、69年からは丸善石油野球部マネジャー。77年米国丸善石油(現米国コスモ石油)に出向し、88年副社長で退社。オリックス球団の創設に伴う幹部一般公募に応募し、89年に球団常務として入団。翌90年球団代表就任。95年阪神淡路大震災の年に初優勝、96年日本一を成し遂げる。2000年シーズン終了後に球団代表を辞し、01年球団顧問、02年退団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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