出版社内容情報
ベストセラー『生きる意味』の著者が不安な時代を生き抜く“意志”を問う!
東日本大震災は、将来不安をいかに乗り越えていくかを、国民全体に考えさせるものとなりました。地域や人との絆・つながりの大切さを再確認し、流されないで「覚悟」を持って日々生きることの大切さを問いかけます。
内容説明
モノには満たされても精神的には満たされず「生きる意味」が問われていた中で、地震・津波だけでなく原発禍まで引き起こした東日本大震災は、地域や人々との絆・つながりの大切さを改めて気づかせました。また、「得」を追いかけ過ぎたゆえに「徳」を忘れた日本人に、生きていく上で何が重要なのかを突きつけました。ただ漫然と流されて生きるのではなく、自らの内なる“心幹”を太くし、「覚悟」を持って生きることの大切さを問いかけます。
目次
序章 大震災がもたらした絆の確認
第1章 「当たり前」に罠がある
第2章 「処世術」から「処生術」へ
第3章 「得」の絆から「徳」の絆へ―ターニング・ポイント
第4章 心の支えは、各所に芽生えている―変わる勇気
第5章 命をつなぐ、心をつなぐ―ふんばれる支え
著者等紹介
上田紀行[ウエダノリユキ]
文化人類学者。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻准教授。1958年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。1986年よりスリランカで「悪魔祓い」のフィールドワークを行い、その後「癒し」の観点を最も早くから提示、現代社会の諸問題にもテレビ、新聞等で提言を行う。愛媛大学助教授を経て現職。その間、国際日本文化研究センター助教授、東京大学助教授を併任。2005年に渡米。スタンフォード大学仏教学研究所フェローとして、「今の仏教は現代的問いに答え得るか」と題して講義(全20回)を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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