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角川SSC新書
水木さんの「毎日を生きる」

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315563
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0295

内容説明

太平洋戦争で片手を失うという過酷な経験をしながらも、自らの力と信念、そして時代の流れを読む勘のよさで、漫画家人生を切り開いてきた水木しげるさん。2012年に90歳を迎える水木さんは、「何があっても生きたかったんです」と語ります。東日本大震災後、将来不安の高まりとともに生きづらさが増す中、少しでも幸せ感を持って過ごすための水木流「生きる知恵」についてまとめました。

目次

序章 幸せの仕組みを理解している人はごくわずか
第1章 幸せになるのに、知っておいたほうがいいこと
第2章 生きていることはすばらしい
第3章 幸せは向こうからやってはこない
第4章 水木さんの「生きる」知恵
第5章 水木さんは生きたかったんです
短編漫画「幸福の甘き香り」

著者等紹介

水木しげる[ミズキシゲル]
1922年生まれ。鳥取県境港市で少年時代を過ごす。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征し、爆撃を受け左腕を失う。復員後、紙芝居画家となった後、貸本漫画家に転向。1965年、『別冊少年マガジン』に発表した「テレビくん」で第6回講談社児童まんが賞を受賞。「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」などのヒット作を世に送り出し、妖怪ブームの火付け役となる。2003年3月、故郷の鳥取県境港市に「水木しげる記念館」が開館。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章受章。2010年に米寿(88歳)を迎えたが、今なお現役で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

21
水木さんのインタビュー集。すぐに話しを切り上げようとする水木さんと頑張って話を聞き出そうとするインタビュアーのやり取りが笑える。面白おかしく語られているけれど、戦争中の水木さんの体験は何度読んでも平和に暮らせる今の時代の幸せを再認識させてくれます。巻末に掲載のねずみ男が主人公のの短編漫画「幸福の甘き香り」は必見です…というか、ここが一番面白かった!2014/10/15

犬こ

19
戦争体験をされているから、死と対峙する日常を経験し、戦地で暗記するほど読んだゲーテを主とした哲学の考え方が水木さんに影響されています。なにごとも達観した発言に、逐一、うなりました。2016/11/05

yohiiiidayo

15
図書館本。水木サンに対するインタビューをまとめたもの。人生を楽しもうとする子供のような部分と、死を見据えたサバサバした部分が感じられます。流石。相対したら飲まれそうです。今となっては貴重ですね。2017/01/02

りるふぃー

11
新書版だから、ビジネスマンがターゲットなのかもしれないけど…個人的には、内容がほとんど金儲けについての話だったことが残念。“のんのんばあとオレ“や、第三期~四期辺り?の鬼太郎に大きな影響を受け育った私としては、夢を売る職の方から金儲けの話を聞くと、手品の種明かしをされてしまった気分なのです。大金持ちになること=幸せという価値観は、戦後の時代を象徴するが、これからの時代はそれではいけないという気がした。2021/03/14

おせきはん

9
戦地で生き抜いた経験、紙芝居→貸本漫画→雑誌と時代の変化に対応して漫画家としての活動の舞台を移してきた経験などから、人生の成功には「勘」が重要だと指摘しています。もっとも、「勘」は先天的なものではなく、様々な経験を通じて考えるとともに、情報収集にも裏打ちされたものなので、その人にふさわしい努力を続けることが大切だと思いました。2017/05/14

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