角川SSC新書
中国最大の弱点、それは水だ!―水ビジネスに賭ける日本の戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315372
  • NDC分類 517
  • Cコード C0295

内容説明

ますます深刻化する世界的な水不足。各地で水をめぐる紛争が起こり、食糧争奪戦争も勃発している。また、隣国・中国の水不足も早急に対応を必要とする問題だ。中国が狙うのは日本の豊かな自然、つまり水資源だ。脅威の時代に日本がとるべき道は?世界の水ビジネス戦争に勝ち残るための日本の戦略は?水危機に直面した中国に対応するための方策も論じる。

目次

第1章 深刻化する中国の水不足
第2章 世界を襲うウォーター・クライシス
第3章 脱・ペットボトル水
第4章 ウォーター・マネー
第5章 世界に誇れる日本の水道技術
第6章 問われる日本の水戦略

著者等紹介

浜田和幸[ハマダカズユキ]
1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。米ジョージ・ワシントン大学大学院で政治学博士号を取得。国際未来科学研究所代表を経て参議院議員。日本バイオベンチャー推進協会理事、国連大学ミレニアム・プロジェクト委員、特許庁工業所有権副読本選定普及委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

4
日本の水に関する技術は非情に高い水準にある.しかし,それを有効活用できているとは言いがたい.自分たちのもつ技術の価値をよく理解して,その上で有効活用することが今後重要になってくるだろう.2012/08/06

nek

3
中国はいままで環境を無視して発展してきたツケを払わされている。これから変われるんでしょうか。2015/06/24

くものすけ

0
水も空気も食の安全等難問解決の前途は多難に見える。環境汚染問題は日本の過去の経験が生かせるのではないか。2017/11/09

A.I - Transition

0
中国は何で日本の地方の水資源まで求めているのか?それは中国は水不足で、日本は有数の水資源の国だから。他にも水は21世紀の世界において石油より重宝されるものとなりうるのであり、ペッドボトルは環境によくない、など水についていろいろな知識を得る事ができた。日本の水道は世界でも有数の技術を誇っており(塩素が入っているのは気になるが…)、昔は変な味や匂いがしたが、いまは美味しく飲めることも納得。この本に書かれている様に水で日本が世界に貢献できたら素晴らしいと思う。2012/12/01

Yasuhiro Ezaki

0
タイトルは挑発的だが、内容は非常に明確な水資源の現状問題。新興国における水資源問題の深刻さ、投資対象としての水、日本の水道技術、日本の今後の国際戦略の課題を述べている。電力、鉄道と共に日本企業にビジネスチャンスがある水であるが、インフラビジネス共通の課題ではあるが個々の技術は優れても~部分最適~事業全体として企画運用からの全体最適としてマーケティング力や運営能力がグローバル市場では問われるが、これが日本企業が弱い。          日本では企画や運用は官公庁、自治体や独占事業者が行い、企業は「言われたも2012/07/22

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