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内容説明
死んだらどうなる?西洋医学代表の精神科医と宗教者として生きる僧医が「いのち」の行方を徹底問答。
目次
序章 僧医という存在
第1章 「いのち」の現場へ
第2章 予め用意されている「死の仕組み」
第3章 「死」は点ではなくプロセスである
第4章 自分の「死」をどこまでデザインできるか
第5章 「生老病死」は変えられない
第6章 すがる心、求める心
第7章 「死」は終わりではない
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
精神科医。立教大学現代心理学部教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。臨床経験を活かし、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍し、現代人の“心の病”への洞察を続ける。専門は精神病理学だが、サブカルチャーにも造詣が深い
対本宗訓[ツシモトソウクン]
僧医。1954年愛媛県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、京都嵯峨天龍寺僧堂で修行僧として過ごし、ヨーロッパなど諸外国で禅指導にも携わる。93年臨済宗佛通寺派管長に就任。2000年帝京大学医学部に入学、同年佛通寺派管長を辞任。同大医学部卒業後は、心や魂に寄り添う僧侶と、身体を科学的視点で診る医師を兼ねた「僧医」として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
telephone
3
心が落ち着いた。 2021/08/09
孤猿
2
自分の役割を全うして最期の一瞬まで生ききることが死を正面から見ることにつながる。参考になった一冊だった。 2018/06/02
すうさん
2
面白かったのは「エヴィデンスがないと信じない」という理系女子の香山リカが対本氏との対談のなかでどんどん不確実な魂や宗教観に引っ張られていったこと。対本宗訓が僧侶だけでなく医者の免許も持っているからかもしれないが、結局人間は単なる細胞や臓器の塊だけでは説明できないからだ。命のなくなることを「DeathではなくDyingだ」という表現は素晴らしい。命は急に消えるのでなく、だんだん減っていき枯れていく、というのには納得させられた。私自身は最後の頼みは医療ではなく、宗教、もしくは哲学だとおもった。2018/02/03
なかがわみやこ
2
どこかの映画じゃないけどきっと誰でも「死んだら驚いた」ってことになるんじゃないだろうか。死後のことなんて、死んでみないとわからない。2011/03/20
ドナ
1
「死のプロセス」・・・いろいろ考えさせられる本でした。2012/03/12