角川oneテーマ21<br> 大学破綻―合併、身売り、倒産の内幕

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角川oneテーマ21
大学破綻―合併、身売り、倒産の内幕

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047102606
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C0295

内容説明

淘汰が始まる2010年代、価値ある大学の条件とは?日米の大学経営実態から喝破する大学危機の裏側と再生の方途。

目次

はじめに―日本の大学の致命的欠陥
第1章 崩れ始めた日本型「大学ビジネス」
第2章 教育力は再生するか?―脱「旧帝大モデル」という活路
第3章 タイプ別・日本の大学それぞれの「いま」
第4章 受験生はなぜ「大学選び」を誤るのか?
第5章 大学から日本がよみがえる
おわりに―EU「ボローニャ宣言」が示した大学の未来

著者等紹介

諸星裕[モロホシユタカ]
1946年、神奈川県生まれ。桜美林大学大学院教授(大学アドミニストレーション研究科)。学術博士。国際基督教大学卒業後、渡米。71年にブリガム・ヤング大学教育学大学院修士課程修了ののち、カナダ・オンタリオ州矯正省勤務。76年、ユタ大学健康関連学群大学院博士課程修了。セント・クラウド(ミネソタ州立)大学教育学部准教授、教授、学部長代行を経て89年にミネソタ州立大学機構秋田校学長に就任。98年より現職。現場の教職員に大学行政管理の手法を講義するかたわら、全国の大学経営者の求めに応じキャンパス改革の方向性をコンサルティングしている。99年からは桜美林大学・教学担当副学長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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i-miya

44
(副題)-合併、身売り、倒産の内幕-(諸星裕) 1946、神奈川生まれ。桜美林大学大学院教授(大学アドミニストレーション研究科)。学術博士。キャンパス改革の方向性、よく聞かれるんです。蔵書(図書館、多すぎる)出来すぎる子はお断りできる大学。2011/04/26

KK

8
大学職員のこれから担うべき姿のくだりが刺激的。 安穏とした仕事の取り組みから脱し、大学のミッションを体現する職責を担わなければならない。 とくに、大学は企業と異なり「お金をもらう事は、みんながプロフェッショナルなんだ」という意識は希薄かもしれない。 それでも、それだけ未開拓な世界が目の前に広がっている事は、日本の大学が変わるよりが無限にあることであり、一生かけて続けたい仕事でもあることを感ぜずにはいられない。2012/09/02

てくてく

6
日本の大学の問題点をアメリカの大学と比較して明らかにしている。確かに、大学経営も少子化、大学が多すぎるという問題に対応していかなければならないが、指摘されている事項を実現するのは少し難しいという印象を抱いた。2016/02/27

shigoro

6
今まで大学が儲かるからと言って乱立させすぎだったんだよな。どんぶり勘定の経営はもう通じず、今後は他の大学とは違うミッションを明確にして、差別化を計らなければならない。その一つとして大学のプロダクトを「卒業生」ではなく「授業」にするのは、なるほどと思った。他では学べない「授業」で、広告打ち、価格をハッキリさせれば、一生涯学びたいと思っている科目等履修生も増えるし、少子化にも対応できるようになる。 2012/02/25

壱萬弐仟縁

5
母校がなくなる・・・こんなさびしいことがあるだろうか。そうした大学は、OBやOGがサポートしてこなかったのだろう。母校愛があるか、どうか。学閥のある大学ならないだろうが、今後、そういうリスクを抱える卒業生も出てくるのだ。そして、経営破たんの危機である。日本の大学を十把一絡げでとらえるのではなく、個性を、といってセンター試験を利用せず、地味な入試問題にして、小論文や書く力、プレゼン能力を評価する大学を増やすのが一考だが、その手間を惜しむ大学が多いのも事実ではないか?2012/05/31

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