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内容説明
シングルたちを襲う「孤独死恐怖症候群」。「いつ」「誰に」「どうやって」気づいてもらうか。遺したくないもの…散乱する部屋、パソコンデータ。新しい死生観、新しい「喪」の形。生前見積もり、遺言…死後の準備は「心の安定剤」?究極の「自由死」とは何か―“孤独死”を恐れる前にやるべきこと、考えるべきこと。
目次
第1章 孤独死恐怖症候群
第2章 「ひとりで死ぬ」という現実
第3章 遺品の行方
第4章 「別れ方」にしばられない
第5章 「死に方」にしがみつかない
第6章 「伝え方」に悩まない
第7章 「死後の準備」にとらわれない
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
精神科医。立教大学現代心理学部教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を活かして、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍し、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、サブカルチャーにも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女
3
配偶者もいない、子もなく、妹も独身、孤独死の確率高し、今から、考えとかないと。(新=000121)2010/06/28
ヒトコ
3
著者の香山さんとは同世代なこともあり、本書のテーマは非常に切実な問題です。死に方の難しさについては、近頃ほんとうに考えさせられる事があります。それを思い悩まないようにしよう、という香山さんの主張には共感しました。でも自分の場合、残される汚部屋と遺品の事を考えると…。もしもの時を考えて本の整理を真剣に考え始める今日この頃です。2010/04/27
ゆう
2
孤独死という言葉は何年も前から聞いているが、また震災後にもニュースで取り上げられている。周りに気付かれないで死ぬことを恐れる前に、やるべきこと、考えることを指南してくれている一冊。とくにシングルたちが前向きに生きるために背中を押してくれるような思いが香山さんの本から伝わりました。2017/04/20
hideboo
2
最近、良く耳にする孤独死を、著者の周辺で実際に起きたことを例に挙げ、その時どうするかについて書かれています。でも、後ろ向きに考えるのではなく、淡々とした香山さんの思いが伝わりました。2010/08/04
ヒヨドリスキ
2
孤独死に対して心構えから実務的なことに関することまでが書かれていて、「しがみつかない生き方」に続けて読んだだけに著者の関心の高さが伺える。真剣に考えたい人にオススメ。2010/05/16