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内容説明
感覚を鋭くし、危険を早く察知すれば自分も周りも楽になる!仕事も人間関係も「気づく力」が重要!感じやすい柔らかいからだを作れば、直観的な判断力と創造力が身につく。
目次
第1章 「気づかないふり社会」から脱却しよう
第2章 ヒットの前に違和感あり
第3章 「これじゃない!」を感じ、見抜く力
第4章 「ん?あれ?」感覚をひらく
第5章 違和感の芽を育てる
第6章 違和感のチカラ
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ、東京大学法学部卒。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『身体感覚を取り戻す腰・ハラ文化の再生』(新潮学芸賞)『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芽依*
16
違和感を感じるって事は大事な感覚なんだと改めて思う。そう感じてもそのままにしてしまう事も多いからな…。自分がなぜ違和感を感じたのか?をちょっと立ち止まってみてもいい。2018/03/15
おもち
13
学ぶところの多い良書だった。日常生活で感じる違和感を見逃さず、育て、行動につなげるための方法論が説かれている。確かに、「何かがおかしい」と思ったモノには本当におかしいところがあることが多いものだ。ここに書かれたことを「ワザ化」し、人生での危機管理に活かしていくことが肝要であろう。2012/11/09
kana
9
初対面で「なんかこの人…?」と感じたり、仕事をしていて「あれっ?おかしいな?」と引っかかったりすることがある。考えすぎだと見過ごした結果、取り返しのつかない事態となり「あの違和感の正体はこれだったんだ…」と後悔すること数度。センサーを研ぎ澄ますことは自己防衛に直結する。2019/03/31
しまっち。
8
これは面白かった。優れた決断とは、百、千の違和感にふるい落とされたもの。経験や推理を伴わない「直感」と、経験、推理、その検証に基づいた「直観」。働かせるべきは「直観」である。人に対して違和感を感じた時、その存在を排除、排斥してしまうのではなく、「違い」を感じた距離感を受け止め、その〈あいだ〉を埋めようと柔軟性を持つ事で対人関係を結べる。 しかし実際は違和感を感じても突きつめて考えず、その状況に甘んじている事が多い。「いま、日本にいちばん必要なのは「熱」だと思う。」という文章が、一番心に残った。2015/08/21
Michi
7
私も思う、最初の「あれ?」は案外正しい。やっぱり変だと思ったんだよね、と思うことは多々あって、これは今までの経験則から違和感に繋がっているらしい。その感度を上げるため感度を上げておけば、困ることを回避できる可能性が高い。「違和感」というテーマが面白く、つい手に取ってしまった1冊。2016/01/12