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出版社内容情報
母性に満ちあふれた女たちと成長を拒否する男たちがつくる物語とは?
明治期の近代文学のはじめから村上春樹、宮崎駿の『崖の上のポニョ』まで、なぜ登場する男の子はみんないつまでたっても子供のままなのか?日本文学に通底する男たちの「甘えの構造」を鋭く分析した刺激的な評論集。
【目次】
序 構造しかない日本
第一章 80年代における「文学」の『スター・ウォーズ』化について
第二章 『羊をめぐる冒険』の「僕」はいかにしてルーク・スカイウォーカーとなったか
第三章 宮崎駿は『ゲド戦記』を何故、嫌悪するのか
第四章 ポニョの母親は何故巨大なのか
終章 もう一度、「構造しかない日本」について
補論(あとがきにかえて) 『1Q84』と村上春樹の再『スター・ウォーズ』化
内容説明
暴走する「物語メーカー」に「欠損した私」を委ねてはいけない。少なくとも「構造しかない」物語にこの国全体が「とてつもない日本」という空虚な意味を補填し、日本が世界に届いたと思い込むことだけは止めた方がいい。何も届いていないし、届けてしまってはいけないのである。9・11はアメリカ、ないしはブッシュという「物語メーカー」の暴走としてあり、そこに日本人は「欠損した私」を委ねてしまったことは忘れてはならない。
目次
序 構造しかない日本
第1章 八〇年代における「文学」の『スター・ウォーズ』化について
第2章 『羊をめぐる冒険』の「僕」はいかにしてルーク・スカイウォーカーとなったか
第3章 宮崎駿は『ゲド戦記』を何故、嫌悪するのか
第4章 ポニョの母親は何故巨大なのか
終章 もう一度、「構造しかない日本」について
補論(あとがきにかえて) 『1Q84』と村上春樹の再『スター・ウォーズ』化
著者等紹介
大塚英志[オオツカエイジ]
1958年生まれ。まんが原作者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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