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内容説明
すぐ飽きる、キレやすい、引っ込み思案…変われば自分が、楽になる。困った時、悩んだ時、すぐに使える手法が満載。
目次
序章 大人の自己管理術をフロイトに学ぼう
第1章 現実と向き合うことは、自分を活かすこと!
第2章 自分を知る
第3章 コンプレックスと折り合う
第4章 モチベーションを高める
第5章 自分をコントロールする
第6章 喪失と断念 大切な人を失ったら
第7章 現代の父権を見直す
第8章 ストレスをため込まない生き方
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ、東京大学法学部卒。同大学教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞受賞)『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
68
著者曰く「漢字には象徴的な力、形が持つパワーがあって・・・十回、二十回と漢字の書き取りのように書いてみるとだんだん漢字の持つ呪術的な力が立ちあがってくる」、とのこと。漢字は一字で意味を表すからというのが理由だそうですが、確かに、と思いました。呪いの言葉なんてまさにその典型ではないかと思ったりもします。う~~ん、ホラーです!(いいんか?こんな感想で・・・小声)2021/07/06
ehirano1
45
最初は興味深かったのですが、途中からフロイトは殆ど後付(≒こじつけ)になってしまっている感は否めませんでした・・・。おそらく当方の読みが浅いのだろうと思っています。2016/06/04
みんと
10
なぜフロイトかというと、苦難や困難の中でも、まともな判断力を維持して、自分をコントロールし続け、驚異的な仕事量をこなした彼は、自己管理の天才だからである。 現代には、その堅実さのない大人があまりにも多く、柔軟性のある発想を生み出す力を持てなくなくなっているのだ。 この本には、自分を上手くコントロールできるようになるヒントが散りばめられている。 心の持ち方を工夫することで、だいぶ楽に生きられるようになるのではないだろうか。 最後にフロイト関連の本が参考文献として載っていたので読んでみようと思う。2010/11/16
ceskepivo
8
現代人は精神が脆弱になっていると指摘。自分の非をまっすぐに認識できない、現実を認めることができない。これが精神の幼さの証拠。人生の奥深さ、味わいは、どれだけのコンプレックスとの調和を図れたかにかかってくる。2015/10/04
アイナ
7
さすが、齋藤先生、熱いですね!若く元気があり、何かを始めたいけれど勇気がないので、背中を押して貰いたい人に、ぴったりの本です。頑張り過ぎて疲れてしまう人は、「良く寝る、嫌なことを貯めない、身体をほぐす」という、最終章「ストレスをためこまない生き方」を参考にするといいと思います。個人的には、自己管理に必要なのは、力の入れ方よりも力の抜き方だと思っているので、無駄と思われるようなのんびりとした時間を大切にしたいです。2016/06/01