角川oneテーマ21
奇妙な祭り―日本全国“奇祭・珍祭”四四選

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047101036
  • NDC分類 386.1
  • Cコード C0226

内容説明

日本にはなんと30万もの祭りが存在するらしい。その中には、猥褻だったり、起源があやふやだったり、意味不明で不思議な祭りがたくさん存在する。本書は、そんな祭り好きの日本人の、特に奇妙で不思議な祭りだけを厳選した奇祭・珍祭を楽しむ本である。

目次

第1章 奇祭とは
第2章 春の奇祭・珍祭
第3章 夏の奇祭・珍祭
第4章 秋の奇祭・珍祭
第5章 冬の奇祭・珍祭
第6章 まだある奇祭・珍祭

著者等紹介

杉岡幸徳[スギオカコウトク]
奇祭評論家・作家。兵庫県生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科修士課程を修了。奇妙なもの、不思議なものに強く惹かれ、それらを素材にした著作を多数執筆、テレビやラジオでもコメンテーターを務め、大学でも講義をする。奇妙な祭りのスペシャリストであり、「世界で唯一の奇祭評論家」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mami

11
カオス2021/03/28

メタボン

7
☆☆☆ 日本には本当に変わった祭がたくさんある。紹介された中で、見たものは「石取祭」「むこ投げ」。他にも面白い祭があるが、著者の言うとおり、卑猥な内容が多いのも、祭のエネルギー、抑圧からの解放を表していると思う。あと、収穫や子宝に恵まれるという意味合いも。2014/09/16

遊々亭おさる

5
北は北海道から南は沖縄まで日本全国で今日もどこかで行われている奇祭の数々、お茶目で卑猥でハチャメチャで…、日本人といえば、勤勉で実直、石部金吉的なイメージで語られることが今でも多いかと思うけれど、こんなにおおらかで楽しい民族だったんだ。祭といえば神事、だけど肩肘をはる必要はない。ハレの日におもいっきり羽目を外し、アホなことを真剣に取り組んでいるその姿はなんだか美しい。2013/04/12

テツ

4
洋の東西を問わず祭りというのはファナティックな物であるし、その儀式自体の性的な側面も大きかったりはするのだけれど、『奇妙な祭り』というタイトルが示すように、こちらに記載されている祭りは数段上のレベルで(現代社会の尺度で見たら)おかしい。でも豊作を祈り、多産安産を祈り行われる熱狂的な乱痴気騒ぎには現代人が無くした生きる為の力が満ち溢れている気がして良い物だと思う。……まあ自分で参加したくはないけれど笑2014/07/21

misui

4
性の解放であったり豊作祈願であったり、祭りは活力を呼びこむための知恵である。現代の価値観から外れた"奇祭"ならなおさら。そう考えると、適当な理由をでっちあげての健康的な狂いっぷりが、むしろ誇らしくさえ思えてくる。とはいえわけのわからない祭りはあるもので、キリスト祭りや夜中になめくじを見守る祭りなんてのには唸ってしまった。2010/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/72896
  • ご注意事項