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角川oneテーマ21
日本人と組織

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047100916
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C0295

内容説明

日本再生を叶える幻の組織論!日本人が生き抜く鍵を示した「組織構築論」を初めて書籍化。

目次

日本人の家族型組織観
契約の「上下関係」と「相互関係」
日本人の組織が持つ二重拘束性
ユダヤ人に学ぶ口伝律法
日本人の“盆地文化”
空間的組織観と時間的組織観
組織の解体と再生の必要性
聖なる世俗組織“キブツ日本”
「知」を窒息させる「信」の肥大化
組織と個人の矛盾
組織を“読み”、“注記”を加える
“索引づくり”による組織の再構築

著者等紹介

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
評論家。日本研究者。1921年生まれ。1942年青山学院高商部卒。砲兵少尉としてマニラで戦い捕虜となる。戦後は山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の翻訳出版に携わる。1991年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
山本さんによる日本と西欧の組織の在り方あるいは契約関係などからの違いを説明してくれます。とくに西欧はキリスト教の影響が強いことから組織が自然発生的に生まれてくる土壌があったようです。日本の場合はマニュアルを必要としない組織となっているということも言っておられます。とくに年齢などの上下関係からくるのでしょう。中根千枝さんの本をもう少し制度の違いを明確にしたものであると感じました。2018/10/27

たー

17
日本と欧米の契約の概念の違いから入り、日本の組織の短所長所が非常に分かりやすく述べられている。2012/12/31

たけ

2
自己を再把握し、分析し、索引化し、それに基づき新たに再構成する原則を貫くしかない。2014/02/12

east

1
西洋の契約的組織、日本の契約的組織と家族的組織の融合による組織、この二つの組織の違いをはっきりと認識することができた。80年代の文章であるが、まだ現代にも適用できる説明だと思った。2012/01/01

_udoppi_

1
昔読んだ本の再読。組織の目的のみならず、構成員は組織自体への秘儀的な内輪の忠誠心にも拘束されているという「組織の二重拘束性」、守るべき公的な規範より現場的な「口伝律法」を優先させる閉鎖性、固定された外枠を決めたらその内部は融通無碍という「パンティズム的誓約観」と、その帰結としての組織の停滞化、組織の「神聖性」と「世俗性」がないまぜになっているがゆえに、前者の平等性・無競争性をもつ一方で、世俗的な価値追求もおぼつかないという二律背反、「信」と「知」の混同、一尊主義的情動の横行など。今も解決されない諸問題。2011/09/11

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