角川oneテーマ21<br> 芭蕉「おくのほそ道」の旅

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角川oneテーマ21
芭蕉「おくのほそ道」の旅

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047041561
  • NDC分類 915.5
  • Cコード C0295

内容説明

カラー地図65点で芭蕉の足跡を再現!江戸の旅がわかる決定版!名句が生まれた旅の実態を描く。豊富なエピソードと詳細な地図で「おくのほそ道」の旅がよくわかる。

目次

第1部 日光街道を北へ―江戸~那須野(旅立ちまで―旅の成功の陰に曽良の苦労あり;千住・草加―旅立ちの日付と句会の謎 ほか)
第2部 あこがれの地みちのく―白河の関~平泉(白河の関―奥州と関東を分ける古代の関;須賀川・郡山―馬にゆられて奥州街道を進む ほか)
第3部 句友と出会った出羽路の旅―鳴子~象潟(鳴子―険しい山道を越え出羽国へ;尾花沢・立石寺―紅花商人たちと句会を開く ほか)
第4部 日本海に沿って美濃へ―越後路~大垣(越後路―蒸し暑さのなか、大きな潟湖を進む;親不知―北国一の難所を難なく越える ほか)

著者等紹介

金森敦子[カナモリアツコ]
1946年、新潟県生まれ。国学院大学文学部文学科卒業。在学中から石仏や石垣、石庭に興味をもち国内各地を歩く。著書『旅の石工―丹波佐吉の生涯』(法政大学出版局)や『江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く―諸九尼の生涯』(晶文社、日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など、伝記の人物の旅に着目
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

conegi

3
たまに読みたくなる奥の細道の本。本作は俳句よりは芭蕉の旅の道程に主眼をおく。もう少し句の解説が欲しかったものの、旅路の当時の様子が詳しく解説されており、当時の風景、旅の背景を思い浮かべることで、各句が味わい深いものとなる。一度は故忌野清志郎のように、ロードバイクで辿ってみたい。 我が地元付近は工程に含まれているものの、句が残っていないのが残念だったが、それもそのはずで、当時は干拓されておらず、舟で突っ切っただけだった。2021/10/28

なかすぎこう

2
芭蕉の随行者・曾良の記した旅のメモ「曾良旅日記」を基に、芭蕉の「おくのほそ道」と比較し、他の文献や資料(芭蕉の年代より前・後を含む)を検証し、二人がたどった道を地図の上に忠実に再現する。当時の旅の大変さがよくわかる。幅何十メートルもの川を一日に数本も、徒歩、船の橋、渡し船などで超える。雨が降ると山道はぬかるんで歩きにくい。しかし二人とも一日に何十里つまり40キロ位は普通に歩いている。道のない茫漠とした関東平野を越えて行く様子は圧巻だ。カラー地図は詳細で興味深いが本文と離れた頁にあり、見つけにくいのが残念。2024/01/12

マーク

1
25 旅は追えるが、奥の細道は追えない。2017/05/05

編集兼発行人

0
我国を代表する俳人が残した有名な著作において辿られた旅路についての紹介。本人による簡潔な本文と同行者による詳細な日記とを照らし合わせながら江戸期の旅行に関する多種多様な要素を立体的に浮かび上がらせるという構成。往時の道筋と名所とが落とし込まれた現代の地図を随所に掲載することで歩行の時空間に対する把握を容易にしながら山野河海におけるインフラストラクチャーの情景や其れ等を取り巻くネットワークされた人々の息遣いが有り有りと感受できる程の詳細な描写力でもって表現。文字によるタイムスリップ感を堪能できる見事な解説。2014/11/09

武隈

0
芭蕉の足跡を曾良の日記と合わせて、丹念に追っています。だんだん引き込まれてきました。宮城の実家の近くの芭蕉が歩いた奥州道中を改めて歩いてみました。俳句は判りませんが、奥のほそみちを歩いてみたいと思う本です。2012/05/26

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